最高に面白い試合展開ながら最高に寒くて辛かった試合　4月7日イースタンリーグ ヤクルト対巨人戦のレポと動画アップ

試合経過

桜が八分咲きの戸田球場の試合に行って来ました。午前中は日も射していてぽかぽかと暖かい日でしたが、試合が始まる頃になると段々雲が多くなり、風も強くなってきました。戸田球場は荒川の河川敷にあり、非常に開放的な所なのですが、遮るものがないために完全に吹きさらしになってしまうのです。そこで4時間以上吹かれていたのですから、なんだか高野豆腐かかんぴょうにでもなってしまったような心地でした。それでも試合展開はシーソーゲームで最高に面白く、辛いながらも最後まで楽しむことができました。やはりゲームは点が入らないと楽しくありません。

先行され、追い付き、勝ち越し、追い付かれ、最後また勝ち越しと目まぐるしい展開でしたが、試合を決めたのはやはり川相監督が推し進めている「先の塁を常に狙う野球」でした。六回の同点に追い付いた場面は円谷の初球犠打で作った流れでしょうし、八回の最初の勝ち越し打も荻野の二盗を絡めてのものです。さらに、二度目の勝ち越し打も中井と福元の重盗を絡めたものでした。公式HPによると試合後、中井は川相監督にほめられたそうですが、この先の塁を狙う意識は現在の統一球の時代にもっとも必要とされている要素のような気がします。きっと中井たちの走塁の意識が低迷する一軍を救う日が来ることでしょう。

投手の金刃は先週の金曜日以来の登板でしたが、どうも並に乗り切れない投球でした。良い球と悪い球がはっきりしていた感じでした。風が強くてあまり良いコンディションではなかったものの、もう少し安定した投球が必要です。器用なようで決め球がない投手ですが、低めにもう少し球が集められるようになれば、また一軍に呼んでもらえるようになると思います。左の久保のような成長を金刃の今後に期待しています。

田原のことは動画を作って別立てで話したいと思います。

打線ですが、存在感を出したのが石井です。4度あった打席で1本塁打と3四球を選び、全ての打席で出塁をしました。球が良く見えている感じです。本塁打はライトからレフト方面に強く吹いている風に依るものだったかもしれませんが、風がなくてもレフト線の二塁打は確実な当りでした。不調をかこっている小笠原と交代させて起用したらどうかと思います。

中井が勝負強くタイムリーを放ちました。これで3試合連続して得点に絡むヒットを放っています。溌剌としたセカンド守備も見せていました。私は中井のセカンド起用を慎重に考えていますが、通過地点としてならありだと思います。石井をセカンドで使うくらいなら中井のセカンドを一軍で試して欲しい。それも調子が落ちてこないうちに抜擢して欲しいと思います。三盜は完全に意表を突いたものでした。試合の中での自分の役割に対する意識も上がっています。この活躍がなんとか原監督を動かすことができないかなと思っています。

和田が今日もヒットと盗塁で存在をアピールしました。ヒットはバットの根っこで打ったもので、バットが折れ、クリーンヒットではなかったものの、打つ形が悪くなかったのでヒットになったのでしょう。盗塁の方は再三の牽制をかいくぐった完璧なものでした。見るたびに逞しくなっている感じです。ショートでの動きも悪くありませんでした。

橋本は今日もノーヒットでしたが、ライトからの返球は少し強いものになってきていました。まだまだ体調は万全ではないのでしょうが、早く本来の調子を取り戻して、本来のパフォーマンスで戦って欲しいと思います。

中井大介 センター前タイムリーヒット！2012年4月7日　←New

石井義人 レフトオーバー本塁打！2012年4月7日　←New

和田凌太 センター前ヒット！＆二盗！ 2012年4月7日　←New

田中大二郎 レフト前タイムリーヒット！2012年4月7日　←New

中谷仁 ライト前タイムリーヒット！＆中井・福元 重盗！2012年4月7日　←New

この後、宮國の動画を頑張って作ります。時間切れの場合は途中まででアップするしかありません。