
平成27年6月28日(土) イースタンリーグ巨人対ヤクルト(ジャイアンツ球場)
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舎人
2015年07月01日 13:49 visibility421
G+視聴
昨日に引き続きG+の視聴をしながらブツブツ書き込んで行きたいと思います。
今日も和田恋、辻、岡本の次次世代のレギュラー候補が揃ってスタメン。ここのところのファームのスタメンからはしばらく前までの絶望感がありません。まるで清武さんの頃の指定強化選手制度が機能していた時代のようです。ただ単にけが人が多いからかもしれませんが、今度のGMが少しイニシアチブを発揮し始めたのかもしれません。
ヤクルト
(6)大引(9)藤井(8)川崎(7)松井(5)原(3)武内(2)山川(6)川上(P)赤川
巨人
(8)松本哲(7)川相(9)橋本(4)和田恋(6)辻(5)岡本(3)坂口(2)小林(D)横川(P)内海
一回表
大引:カウント1-2からショートゴロ(110キロB、134キロF、135キロS、低め118キロ)
藤井:初球ショートゴロ(外角135キロ)
川崎:カウント0-2からセカンドフライ(112キロS、S、137キロF、外角125キロ)
三者凡退、一回表終了
内海は落ち着いた立ち上がり。制球、特にカーブのキレとコントロールが素晴らしく、技巧派の極みのような投球でした。
一回裏
松本哲:カウント2-1からセンターフライ(123キロB、124キロSw、128キロB、真ん中内より134キロ)
川相:カウント3-1からライトフライ(135キロB、135キロF、129キロB、135キロB、外角136キロ)
橋本:フルカウントから空振り三振(126キロB、122キロS、136キロF、130キロB、134キロB、123キロF、137キロF、139キロF、真ん中内より130キロ)
三者凡退、一回終了
ヤクルトの赤川も技巧派左腕の持ち味を発揮した粘りの投球です。橋本はもファールファールで食らいつきましたが、最後はタイミングをずらされて空振りに倒れていました。
二回表
松井:カウント1-1からレフトフライ(123キロS、134キロB、外角ストレート)
原:フルカウントから見逃し三振(137キロB、123キロS、120キロB、120キロB、138キロSw、内角138キロ)
武内:カウント1-2から空振り三振(111キロS、108キロS、123キロB、外角136キロ)
三者凡退、二回表終了
内海はこの回も完璧な投球です。レベルが低いとはいえ、この投球が最後まで続けることができれば、一軍復帰が見えてくると思います。
二回裏
和田恋:初球レフト前ヒット(外角133キロ)
辻:カウント0-1からショートゴロ併殺打(122キロS、外角132キロ)
岡本:カウント1-1からセカンドゴロ(127キロB、134キロF、外角134キロ)
二回終了
辻の当たりは併殺になったとはいえ、強烈な紙一重の打撃でした。
岡本の打撃について解説の吉村さんは豪快さが足りないのが気がかり。「出遅れたことで結果を欲しがって打撃が小さくなっているのでは」と話していました。
三回表
山川:カウント0-1からセンターフライ(135キロS、外角111キロ)
川上:カウント1-0からショートゴロ(120キロB、外角135キロ)
赤川:カウント1-2から当たり損ないの投内野安打(133キロB、136キロS、136キロS、外角113キロ)
大引:カウント3-1からライトオーバー先制本塁打(114キロB、136キロB、136キロSw、114キロB、アウトハイ137キロ)、0対2
藤井:カウント2-2からセカンドゴロ(137キロS、111キロB、136キロF、139キロB、内角138キロ)
三回表終了
完璧な投球を続けてきた内海がまさかの被弾です。この投球を吉村さんはカウント3-1から相手が外角を狙っている時に、捕手の小林が外角に構え、多彩な変化球を持っている内海が何も考えずにその構えの通り投げ込んでしまったもので、打たれるべくして打たれたと話していました。
三回裏
坂口:カウント1-1からセンターフライ(126キロF、133キロB、アウトロー124キロ、川崎フェンスに激突しながら好捕)
小林:初球センター前ヒット(真ん中136キロ)
横川:初球ライト前ヒット(真ん中133キロ)
一死一三塁
松本哲:初球センター前タイムリーヒット(外角124キロ)、1対2
一死一二塁
川相:フルカウントからショートゴロ併殺打(132キロB、124キロSw、134キロB、134キロS、125キロB、135キロF、内角133キロ)
二者残塁、三回終了
三者連続初球ヒッティングで1点差に詰め寄りました。チームとして攻撃の方針が決まっているからの連打だったと思います。
ところで、この回限りで捕手が小林から河野に代わりました。先ほどヒットを打って本塁に生還していますし、何ででしょう?前の回の内海が被弾した時のリードに対しての懲罰の意味があるのかもしれません。
四回表
川崎:カウント3-1からレフトオーバー二塁打(120キロB、112キロB、136キロF、137キロB、外角137キロ)
松井:カウント0-2からセンター前ヒット(133キロS、136キロS、低め114キロ)
無死一三塁
原:カウント1-1から右肘に死球(136キロS、135キロB、135キロ)
無死満塁
武内:カウント1-2からセカンドゴロ(115キロB、134キロSw、115キロS、低め117キロ)→サードランナー川崎生還、1対3
山川:初球サードゴロ併殺打(外角133キロ)
四回表終了
川崎の打球は普通の外野手ならば捕球できていた当たり。急造外野手の川相では仕方ありません。
内海はランナーが出ると途端に腕が振れなくなるのはベテランらしからぬ困ったこと。
武内のゴロは普通なら本塁に送球しなければいけないところ、和田が併殺を狙いに行ってしまい、みすみす失点を許してしまったと吉村さんは指摘していました。
四回裏
橋本:カウント2-1からセカンドゴロ(133キロF、B、B、外角121キロ)
和田恋:カウント3-1からレフトオーバー本塁打!(120キロS、136キロB、135キロB、122キロB、真ん中内より120キロ)、2対3
辻:カウント1-2から見逃し三振(135キロB、125キロSw、135キロF、136キロF、低め124キロ)
岡本:カウント2-2から左足つま先に死球(130キロS、136キロB、136キロB、134キロSw、130キロ)
坂口:カウント1-0からショートゴロ(133キロB、外角123キロ)
岡本残塁、四回終了
和田が追撃の本塁打です。打者有利なカウントだったものの、そんなに簡単な球ではなかったように思います。真ん中内より高めの変化球を思い切り振り抜くと、打球はレフトのネットの中段まで届く豪快な本塁打になりました。これで今季5号本塁打です。69試合で5本ですから、残りの試合数を考えるとギリギリ二桁本塁打に届くかもしれません。
五回表
川上:カウント0-2からセンター前ヒット(110キロS、118キロSw、真ん中135キロ)
赤川:見逃し三球三振(128キロF、119キロF、真ん中内より113キロ)
大引:カウント0-1からレフト前ヒット(134キロS、内角115キロ)
一死一二塁
藤井:カウント2-2からサードゴロ(132キロB、131キロS、135キロF、133キロB、133キロF、134キロF、135キロF、135キロF、内角117キロ)
二死一三塁
川崎:カウント0-1からセンターフライ(114キロS、内角135キロ)
二者残塁、五回表終了
内海はこの回も連打でピンチを招きましたが、そこからは内角を強気に攻める投球で後続を絶っていました。幾つになってもこの投手の課題は強い気持ちを持てるかです。
五回裏、投手寺田
河野:カウント2-2からショートフライ(F、117キロB、114キロB、137キロSw、137キロF、内角140キロ)
横川:カウント2-2から空振り三振(Fw、121キロB、139キロS、118キロB、低め117キロ)
松本哲:カウント2-2から見逃し三振(139キロS、117キロB、139キロB、137キロF、外角140キロ)
三者凡退、五回終了
寺田のチェンジアップらしき球はストレートと途中まで軌道が全く同じで、打者は一様に戸惑っていた感じです。
六回表
松井:カウント3-1からレフトフライ(133キロS、133キロB、135キロB、136キロB、高め136キロ)
原:カウント2-2からセカンドフライ(133キロS、118キロB、118キロB、135キロF、137キロB、外角120キロ)
武内:カウント2-2から見逃し三振(117キロS、136キロB、110キロB、138キロF、外角138キロ)
三者凡退、六回表終了
ランナーを背負っていない時の内海は実に素晴らしく投球をするものですね。
六回裏
代打北:カウント1-2から見逃し三振(B、136キロS、113キロF、外角140キロ)
橋本:初球止めたバットに当たるファーストゴロ(外角116キロ)
和田恋:カウント1-2から空振り三振(113キロS、137キロB、134キロF、138キロS、外角138キロ)
三者凡退、六回終了
寺田の好投が続きました。ストレートの伸びが素晴らしい。
七回表、投手矢貫、レフト北
山川:初球ショートゴロ(外角ストレート、辻驚異的な守備範囲のファインプレー!)
川上:カウント2-2からライトフライ(S、S、136キロB、138キロF、145キロB、外角114キロ)
寺田:カウント1-2から見逃し三振(142キロS、144キロB、143キロS、139キロF、146キロF、内角114キロ)
三者凡退、七回表終了
辻に超人的な守備範囲のファインプレーが飛び出しました。ほとんどレフトの手前から驚異的な肩の強さで三遊間のゴロを捌いたのです。びっくりしました!
矢貫はパワフルなスタイルの投手ですね。上体が高く球離れが早い感じがしますが、投げっぷりは大したもの。まるで外国人投手が投げているようです。
七回裏
辻:カウント1-2から投ゴロ(139キロF、91キロS、116キロB、外角110キロ)
岡本:カウント2-2から空振り三振(111キロB、137キロF、138キロB、136キロSw、真ん中140キロ)
坂口:カウント1-0からセンターフライ(94キロB、外角ストレート)
三者凡退、七回終了
この回も寺田の好投を見せつけられました。
八回表
星野:カウント2-2から投ゴロ(145キロS、142キロS、135キロB、146キロB、外角115キロ)
藤井:カウント1-2から空振り三振(144キロF、143キロB、115キロF、内角146キロ)
川崎:ストレートの四球(110キロB、142キロB、141キロB、外角144キロ)
松井:空振り三球三振(143キロS、132キロSw、外角146キロ)
川崎残塁、八回表終了
矢貫は豪快な投球でヤクルトの四番松井を三振に打ち取り無失点で投げ終えました。球に力があることは大変な武器ですが、変則的な投球フォームは、制球力向上のためには妨げになる気がします。強いていえば福田かなぁ。
八回裏、投手中元
河野:初球セカンドゴロ(外角ストレート)
横川:カウント2-2からレフトフライ(124キロB、124キロS、139キロS、128キロB、139キロF、外角140キロ)
松本哲:カウント2-2からレフトオーバー二塁打(137キロS、140キロB、125キロB、139キロS、真ん中内より140キロ)
北:初球レフトフライ(真ん中128キロ)
松本哲残塁、八回終了
左バッターが続く場面で、ヤクルトはルーキー左腕の中元を出してきました。変則的な投球フォームでなかなか打ち辛いと思います。
九回表、投手笠原
原:カウント1-1から右手首付近に死球(140キロS、140キロB、131キロ)
武内:初球ライトフライ(外角133キロ)
山川:見逃し三振三球三振(117キロSw、116キロS、外角139キロ)
川上カウント1-2からライトフライ(142キロB、真ん中低め137キロ)
原残塁、九回表終了
同じバッターに死球を2つ続けてはいけません。
九回裏、投手木谷
橋本:カウント2-1からショートゴロ(134キロB、142キロF、132キロB、真ん中内より141キロ)
和田恋:カウント1-0からライトフライ(128キロSw、144キロ)
辻:カウント3-1から四球(133キロB、134キロB、143キロF、123キロB、内角ストレート)
岡本:空振り三球三振(126キロS、143キロS、低め134キロ)
辻残塁、試合終了、2対3でヤクルトの勝利
勝ち投手寺田、負け投手内海
最後は岡本が三球三振に倒れゲームセットです。
この試合は内海が今後一軍に復帰できるかどうかという点が最も注目されるポイントの試合だったと思います。その点では内海は及第点を得たのではないかと思います。制球は二軍レベルではなく、カーブを中心とした変化球のキレも抜群のものがありました。しかし、この投手の元々の資質として、プロ入り以来克服できないでいるもの、簡単に言えば「ビビリ体質」というものが随所に露呈していたことも事実です。ランナーが出ると途端に腕が振れなくなる。スラッガータイプだと過剰に神経質になる。その姿は私が10年前にジャイアンツ球場で彼を見守っていた時と変わらないものでした。しかし、それを何とかして克服して、出来る限り弱気の虫が鳴かないようにして今の地位を築いて来たのが内海という投手です。今度もきっと今の苦境を乗り越えてくれるでしょう。まだまだ老け込む歳ではありません。こういった技巧派左腕はこれからが味が乗った投球が出来るようになるのです。
打つ方は昨日と違ってやや大人しい印象です。それでも和田が豪快な本塁打を見せてくれました。和田の本塁打というと右方向のイメージが強いのですが、この日の本塁打は強引にレフトに引っ張ったものでした。このバッターの将来像を考えると、勝負強さはピカイチの資質で、日本ハムに移籍した矢野か、阪神の関本のようなバッターになるような気がしています。しかし、このバットが内側から出てくるスタイルの延長線上には中日の和田や大打者落合が連なっています。恋君にもそういったバッターになる可能性が無きにしもあらずです。環境も大切ですが、本人の頑張り何より大切だと思います。
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