
右肩痛から復帰した江柄子の投球、一部に熱狂的なファンを持つ和田のマルチヒット! 7月15日イースタンリーグ 巨人対ロッテ戦のレポと動画アップ
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舎人
2012年07月23日 04:19 visibility1819
試合経過
ようやく先週の日曜日の試合の話ができます。ファームとはいえ、一週間も経つと賞味期限が過ぎてしまうきらいがありますが、幸いなことにファームもオールスター休みで試合が行われていないため、まだまだ痛んでいない感じでしょうか。今後はなるべく溜め込まないで早めにやるべきことをこなして行きたいものです。
さて、この試合は巨人が3対0で勝利したのですが、私が行った中で今年最も試合時間が短かった試合でした。およそ2時間半で終わってしまったものですから、4時から開始の薄暮(はくぼ)ナイターだったにもかかわらず、試合が終わってもまだまだ昼間とほとんど変わらない明るさでした。試合時間が長いのは本当にうんざりなので、短いに越したことはありません。
試合時間が短かった大きな理由は巨人の先発小野の素晴らしい投球にあったと思います。今まで一軍二軍通じて一番良い小野の投球だった気がします。実は小野という投手のことを私はあまり好きではなかったのですが、これだけテンポが良く、制球に自信を持って投球をしてくれたら、手放しで褒めてしまいます。六回を投げて球数も70と少なく、被安打1、与四球1、無失点のほぼ完璧な内容の投球でした。左バッターの内外角へも臆することなく、ビシビシコーナーを突いて投げ込んできます。ストレートも変化球もほとんど制球には心配がいらない感じでした。こういった投球が続けられれば、いつだって一軍に呼ばれても大丈夫ではないかと思います。ゴンザレスや宮國の調子が上がらない時は、代わりに先発を任せてみても面白い気がします。
七回からは2番手で右肩痛でしばらく実戦から遠ざかっていた江柄子が登板しました。2イニングを投げて被安打1、奪三振2、無失点というまずまずの内容の投球でした。しかし、どうも立ち投げのような感じで、投球フォームが以前のものに戻っていない感じです。江柄子は股関節が固いらしく、投球時の歩幅が普通の投手より狭いため、元々あまり沈み込んで投げるということはしないのですが、そのことを差し引いても、この日の江柄子の投球フォームは沈み込みの少ないものでした。これでは低めに伸びのある投球が出来ないのではないかと思うのですが、肩の具合をみながら、徐々にベストの投球フォームに戻して行って欲しいと思います。
巨人の3得点は、最初の先制が相手のエラーによるもの、2点目が円谷の犠牲フライと地味なものでしたが、3点目は和田のレフトオーバーのタイムリーツーベースによるもので、リードしながらもイマイチぱっとしなかった巨人打線の停滞した雰囲気を払拭する価値のあるものでした。打ち方はいいと思えませんが、ヘッドが走り打球が思いの外伸びています。何人もいる若手野手の中で、唯一フレッシュオールスターに抜擢されただけのことはあります。
この和田は巨人の若手の中でも特に熱狂的なファンを持っている選手だと思います。しかも、女性ではなくおじさんに多い感じです。この日も我が事のように喜んでいる観客がいましたが、目が肥えているファームの観客の心をつかむ、何か玄人受けする魅力を持っているのでしょう。
他に目立ったのは隠善です。二軍では格の違いを見せつける打棒なのに、なんでこれが一軍で発揮できないのか悲しく思えてしまいます。大田、中井、山本とそれぞれヒット1本づつ打ちましたが、完封負けしたロッテ共々巨人打線も湿りがちであまり見所はなかった感じでした。
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