ルーキー戸根 三者連続奪三振で一軍初勝利!

  • 舎人
    2015年09月14日 05:06 visibility975























二軍ではメンドーサが来日初勝利を挙げたのですが、一軍ではルーキーの戸根がプロ初勝利を挙げていました。しかも、なんと強打のDeNA打線から三者連続三振を奪ったということで、試合の流れが変わったというのです。






















中継中のアナウンサーの話
「今シーズンはこの戸根千明、一度ファームでの再調整という時期もありました。ただ、その時原監督には、『左バッターのインコースをもっと磨いてこい』と直接言われたそうです。磨きをかけて一軍に再び戻って来ました戸根、負けられない一戦、重要な場面で任されています・・・」

2015年9月12日(土) セントラルリーグ 巨人対DeNA(in東京ドーム) 
六回表、投手戸根

筒香:空振り三球三振(141キロF、139キロS、外角110キロ)

ロペス:カウント2-2から空振り三振(119キロB、132キロF、112キロF、119キロS、140キロF、アウトロー119キロ)

代打白崎:カウント1-2から空振り三振(119キロB、117キロSw、133キロS、低め119キロ)

三者連続三振の三者凡退、六回表終了



全て打ち取ったのはストレートではなく、チェンジアップかスライダーといった変化球のようです。相当キレが良かったのでしょう。しかし、録画を見たところ、ストライクとボールがはっきりしている感じで、適当に球が荒れていたことも、打者にとっては厄介だったのかもしれません。












ヒーローインタビューでは太々しいと思われるような自信に満ちた受け答えをしていました。印象的なのが「魂を込めて投げている」というコメントです。戸根とはその通り、気持ちで投げタイプなのでしょう。燃える男です。リリーフに取っては心強い資質です。

ヒーローインタビュー(試合後お立ち台) 
アナ:放送席、放送席、ジャイアンツファンの皆様ヒーローインダビューです。今日のヒーローは三人です。見事なリリーフでプロ初勝利!ルーキー戸根投手、そして三安打猛打賞好リード加藤捕手、そして貴重なホームラン村田選手です!まずはルーキー戸根さんです。えー好リリーフで東京ドームのお立ち台に上がって、どんな気持ちですか?

戸根:そうですね、あのー(高木)京介さんが非常に、あのー、試合を立て直してもらったんで、なんとかあのー、そのー京介さんの好リリーフに応えて僕も無失点で何とか切り抜けようと思って、一球一球魂込めて投げてました。

アナ:結果的にチームも勝ってプロ初勝利となりましたが、そのあたりいかがですか?

戸根:そうですね、あのー何とかあのーつないでつないでリリーフ人の方が頑張った結果、あのー僕のところにあのー初勝利という形で、結果的に舞い込んだ、来たので、非常に、そう(いうこと)ですけど、うれしい勝利になったなと思います。

アナ:今ボールはお持ちですか?

戸根:持ってます。

アナ:見せてください。

(戸根がポケットからボールを取り出し誇らしそうに握って見せる)

アナ:プロ初勝利のボールです。どうしますか?

戸根:とりあえず両親にあげようと思います。

アナ:ルーキーとしてこの秋口優勝争いに身を置いています。改めてどんな気持ちですか?

戸根:そうですね、あのー一戦一戦すごい気が引き締まる思いで、あのー毎試合毎試合準備しますし、あのー自分の出番が来たら、何とかバッター一人一人、あのー魂を込めて打ち取っていければなと思います。

アナ:次のピッチングも期待しています。

戸根:ありがとうございます。

アナ:見事なリリーフ、プロ初勝利、ルーキー戸根投手でした!

(以下略) 
































原監督試合後インタビュー
(前略) 
アナ:そのプレッシャーのかかる中でのリリーフ陣、素晴らしい働きでしたね。 
原:そうですね、もー若い三人が非常にゲームそのものをね、えー、何と言うんでしょう、風を変えたというかなぇ、えー本当に流れを変えてくれたと思います。 
アナ:特に六回ですが戸根投手、筒香選手からの所でしたが、三者三振で、これがプロ初勝利になりました。 
原:あーそうですね、まぁ、あのーえーだいぶメリハリの利いたねぇ、ピッチングになって来てます。まぁ本来のピッチングができれば、そこそこのまぁー良いバッターに対してもね、投球ができると思います。 
(以下略)

巨人は長い間左のリリーフエースとして山口が絶対的な存在でしたが、どうも今年は球にキレがなく、それが分かっているのか、かなり慎重に投球をするため、常にカウントを悪くして勝負している感じです。いくら山口が超人だったとしても、いつかは力も衰え、誰かがその役割を担わなければならない。その候補が高木京介であり、公文であり、そして初勝利の戸根なのです。

戸根は今日の登板を見る限り、まだまだ勢いだけで、次どうなるか分からない投球だったと思います。それが山口になるためには、スケールを維持しながら、もっと繊細なまとまりが出て来ないといけません。ドラフト評論家の安倍さんは戸根を「太く短く生きるタイプ」と評していました。それでも鮮烈な印象をファンに与え、時代を担うことができれば、幸せな野球人生だと思います。

ジャイアンツには個性的な選手が少ないと思います。いや、個性的な選手だったとしても、いつしか個性が失われてしまうのかもしれません。長くいても個性を失わないのは、良い意味で場の空気を読めない澤村くらい。そんな中に飛び抜けて個性的な投手が加わったのです。この特長を大事にして欲しい。このある種の怪投手がこの先どのような歩み方をするのか注目して行きたいと思います。



















































































































































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