巨人を退団する選手たちへの一言2016

  • 舎人
    2016年11月05日 07:02 visibility2323

このオフも数多くの選手がジャイアンツのユニフォームを脱ぐことになりました。ドラフトがあり、新しい選手が入る訳ですから、その分、誰かがいなくなるのです。そんな退団する選手たちのことを少しずつ思い出して書いていたのですが、そうこうするうちに、なんと大田がトレードに!?大田ほどの大物、本当なら別立てで話すべきかもしれませんが、そんなことをしていたら、取り組んでいることがちっとも進まない!少し端折りすぎな気もしますが、ここで合わせて触れておきたいと思います。ファームウォッチャーの見て来た彼らに対する夢を少し付き合ってください。


鈴木尚広(39)

鈴木は入団してからしばらくの間、内野専従だった覚えがあります。ルーキーだった年、ラジオ日本で夕方放送されていた「ジャジャ馬直球勝負」という番組で、パーソナリティの青田昇さんが鈴木のことに触れ「将来楽しみだ」と、しきりとほめていたことを思い出します。番組にレポートを届ける岩田暁美さんにちょくちょく「今日の鈴木君はどうだった?」と尋ねていました。その年のオフに青田さんは癌で亡くなり、岩田さんもその数年後お亡くなりになりました。青田さんや岩田さんに見守られた鈴木は、その後ちゃんとしたレギュラーには定着できなかったものの、走塁の一芸において見事な花を咲かせ、彼らの期待に応えました。一芸をここまで昇華させたのは犠打世界一の川相さん以来のことだったと思います。重信や高橋洸たちに、その技をしっかりと伝授して行って欲しいと思います。


加藤健(35)

カトケンは巨人のドラフトが逆指名真っただ中の1998年の指名選手。この頃の巨人は必ずと言っていいほど逆指名枠を行使し、高校生の上位指名はまずしない球団でした。この年も早々と1位、2位を上原と二岡で固めてしまっていたのでした。当時のドラフトの記事に巨人が新発田農の捕手加藤を狙っているという記事はありましたが、高校生捕手としては佐賀学園の實松に次ぐ評価だった加藤が果たして3位指名まで残っているか微妙でした。それがドラフト市場が松坂世代の好素材で溢れかえっていたためか、運よく巨人の3位指名まで残っていたのでした。入団後はファームで高田コーチとマンツーマンで指導を受けていたことを思い出します。身体もデカく、肩も強く、将来の正捕手間違いなしと思っていたのですが、翌々年のオフのドラフトで阿部慎之助が巨人に逆指名で入団することが決まります。そこから先はずっと2番手、3番手捕手として、一軍と二軍を行ったり来たりした存在になってしまったのでした。阿部のようなレジェンドクラスの捕手と同じ時期にチームメイトになってしまったことは加藤にとっては不幸だったかもしれません。あの時、巨人に指名されていなかったら、その後どこかの球団で正捕手になっていた可能性を感じます。まだまだ捕手としてはもう一花を咲かせることのできる35歳、どこかの球団がきっとオファーを出すことでしょう。そこでしっかりと居場所を作り、巨人に恩返しをして欲しいと思います。実は私の自宅には長男がカトケンからもらったサインがあります。ファームの試合のイベントでもらったものですが、その時、カトケンと握手をした長男は「手がすごく大きくって、マメが凄かったよ!」と興奮気味に話していました。ファームの誰よりも色々な投手の球を受けてきた捕手なのです。このスキルはきっと次の職場でも生かされると思います!


香月良太(34)

東野たちとのトレードで、途中から巨人の選手になりました。ドラフト候補として社会人時代、内海、森、香月の三人は三羽烏と呼ばれていたことを思い出します。一番モノになると目されていたのが香月だったと思います。その通り、近鉄、オリックス、巨人と通じて渋い働きを続けてきました。今シーズンは春先こそ集中力のない投球をしていましたが、シーズン途中からは生きた投球をしていたと思います。なんで使われなかったのが不思議なくらい。おそらく、実力以前に、どこかで見切られてしまっていた感がありました。使う側の意思があればまだまだ働き先はあると思います。


矢貫俊之(32)

北と共に日本ハムから昨年のシーズン途中トレードでやってきました。球の力はあるものの、低めへ球を集めることができず苦労していました。球離れが速い投球フォームに理由があるような気がしていました。しかし、同じ投球フォームからストレートも変化球も投げ込むことができることが特長だったと思います。まだまだ32歳、トライアウトに挑戦するそうですが、中継ぎとして名乗りを上げる球団がきっとあると思います。そのためにはフォークの精度を上げることでしょう。


阿南徹(32)

香月と共に2012年のオフに東野・山本和とのトレードで巨人に移籍しました。非常にテンポがよく、観戦していて好感が持てる投手でした。球威の無さを腕の高さを変えるなどの工夫で補うなど、生き残りに必死さも感じました。しかし、今シーズンは一・二軍通じて一度も登板のないまま終了してしまいました。昨年までの投球を見て来たら、今シーズンの先発投手欠乏の折、真っ先に名前が挙がってもおかしくない存在だったと思います。キャンプ中に発症した左肘の違和感がシーズン終盤まで影響があったのだろうか。あるいは報道されない別の理由があったのかもしれない。このまま任意引退のようですが、まだ32歳、少しもったいない気もします。


ウーゴ(27)

昨年オフ、ヤクルトを戦力外になった後、トライアウトで好投したことで巨人が獲得して育成入団となりました。しかし、荒っぽい投球スタイルが改善されなかったことが、1年で戦力外になった理由ではないかと思います。確かに球に力はありました。まとまってくれば面白い存在だったと思いました、また、丁寧な投球スタイルに挑戦して、打たせて取ることにも取り組んでいました。投球の幅が広がれば先発に中継ぎに重宝がられる存在になったかもしれません。そんな思いから堤GMはウーゴを支配下に抜擢したのだと思います。しかし、27歳という年齢でそれらのステップアップを期待するのは厳しかったのかもしれません。


ガブリエル(27) 

今シーズンの途中に独立リーグから巨人が獲得して入団しました。しかも、いきなり支配下での契約です。同じような経緯で獲得したソリマンやアダメスが育成での契約だったのに比べると、当初いかに堤GMが評価していたかが窺い知れます。確かにウーゴと違い制球は安定していますし、緩急も使えた。しかし、球威が無い。そして、何と言っても牽制やフィールディング、クイックなど、投手に求められる一連の所作がまるでできなかった。おそらく低いレベルのリーグで投げ続けて来たことで、大してそういったことを気にせずに過ごして来たのでしょう。堤さんは自ら視察して獲得を決めたといいますが、こんなことをしているからファンに能力を疑われてしまうのだ。もっと選手を見抜く眼力を磨かないといけません。


アブレイユ(26)

昨年オフに育成契約を結び入団しました。西武→独立リーグと渡り歩き、日本の野球に馴染んでいたと思いますが、欠点だらけで、とても戦力になるとは思えませんでした。追い込まれると、判で押したように低めの変化球で打ち取られています。それでも支配下入りしたのですから、球団の期待は大きかったのだと思います。今シーズンからスタートした三軍の主砲としてならこの獲得はありかもしれませんが、一軍に送り出す戦力として考えていたとしたら、どこかの基準が狂っている気がする。他に支配下にするべき選手がいただろうに・・同じく支配下入りしたウーゴと共に、その獲得や抜擢が疑問に思えた選手でした。


土田瑞起(26)

高校卒業後、幾つかの独立リーグを渡り歩いた後、2011年の育成ドラフトで指名され入団しました。ルーキーだった年の印象はあまり無いのですが、2年目の春先、教育リーグで奪三振ショーを目撃してからは、俄然注目すべき存在になりました。気持ちで押して行く投球です。魂が乗り移ったかのような勢いあるストレートに、落差十分のフォークで打者を圧倒していました。3年目のキャンプでのプレーが認められ支配下入りします。そして、同年の交流戦で念願のプロ初勝利を掴みます。しかし、どうも二軍での投球のように一軍では思った力を発揮できません。二軍にいた当時から気合いが長続きしない懸念を感じていましたし、感情が表に出やすいタイプらしく、好不調が投球に現れます。ダメな時はふて腐れたような投球をしていました。今後はトライアウトで他球団からの誘いを目指すようですが、投球能力自体は高いのできっとオファーがあることでしょう。ダメなら独立リーグで一からやり直しだ。まだまだ若いし、もっと野球を続けて欲しい。


長江翔太(25)

2013年のドラフトで投手として育成入団。その後、ルーキーだった2014年のシーズン終盤に打者に転向しました。素晴らしいスケール感で、このまま大化けすればオリックスの糸井のようなバッターになる雰囲気を感じさせていました。しかし、安定した打率は残すことができなかったことで、今回の戦力外になったのだと思います。今シーズンは実質的に打者転向2シーズン目のようなものだったのです。能力があったかなかったかにかかわらず、時間切れということでしょう。巨人の大卒社会人出身でコンバートが成功した話は聞いたことがありません。年齢的に開花を待つことができないからです。ただ、打者に転向させたのなら、せめて3年は待てよと思いました。


ペレス(24)

昨シーズン終盤に独立リーグから獲得して入団しました。とんでもないノーコンで、試合のレポの際に「こんなのは投手ではなく投げ屋だ!」と酷評したことを覚えています。このペレスと高橋慎之介のリレーは私にとって地獄で、ちっとも試合が進まないイライラで、毎回ぶち切れそうでした。しかし、今シーズンの終盤は持ち前の球威に磨きがかかると同時に、最低限のまとまりも見せつつあるようでした。何と言っても150キロ中盤に迫るサウスポーのストレートには魅了されます。今回戦力外になった訳ですが、私ならもう1シーズン待っても良いと思いました。


田中太一(23)

2010年のドラフト3位指名で入団しました。入団してからケガと不安定な投球で評価を下げ、4年目に育成選手に格下げされてしまいます。しかし、この投手の真価が本当に明らかになったのはその育成降格後のことでしょう。2014年の秋季キャンプで球速がいきなり上がったという噂が広がります。そして、明くる2015年の春先、その噂が本当だったということを私自身、この目で確認することができたのでした。なんでもツーシームの握りで投げようとしたら、球速がいきなり上がったとのこと。その後、そのストレートは最速155キロにまで達したのでした。しかも、今年の教育リーグの横須賀スタジアムの投球練習では、なんと165キロを記録した。これは誤計測だった可能性もありますが、それが真のことに思われるほど、堂々としたピッチングだったのです。当然、支配下再昇格が予想されました。スポーツ紙の紙面でもそんな報道がありました。しかし、最後の最後まで田中の再昇格はありませんでした。全くもって不可解!何の戦力にもならなかったウーゴやアブレイユを昇格させて、さらに、使い物にならないガブリエルまで獲得したというのに、すぐにでも一軍のコマになり得る存在を見送るとは、一体堤さんたち編成の基準とは何なのか?さっぱり理解できなかった。今回戦力外になった訳ですが、これは一度支配下から育成に落とした選手というのは、毎年見直しをしなくてはいけないから自動的に戦力外になっただけで、チームとしては本当は育成再契約を目論んでいたのではないか。しかし、それを田中に拒否された。私はそのように思えます。おそらく今後どこかの球団が獲得に名乗りを上げる可能性もありますし、G球場のスズメの噂ではメジャー挑戦のため渡米か!?なんて話も。いずれにしても田中のストーリーはこれで終わりではないでしょう。どこに行っても今後の太一に注目して行きたいと思います。


芳川庸(23)

2011年に育成ドラフトで指名され入団しました。この年は本ドラフトで1位指名が松本竜也だったのですが、いかにもアタマのわるそうな田舎のヤンキーっぽい松本に対し、芳川は偏差値は優に60以上ある京都の進学校出身で、しかも進学クラスとのこと。両者のそのコントラストが面白いと感じたものでした。入団したての頃は体がムチムチしていて、少しぽっちゃりさんだった記憶があります。しかし、プロとして年数を重ねるごとに体も絞れ、がっしりとした見事な体型になって行きました。打力は最後まで荒削りな感じでしたが、ライナー性の打球が多く、センスを感じさせました。しかし、捕手として入団しながらも、何だか試合には捕手以外のポジションで出場する機会の方が多かった感じです。頭脳明晰で肩も強く、もっと捕手としての適正を試してから他のポジションをやらせるべきだったのではないだろうか。チームの無計画な編成の煽りを喰らった感じがして残念でなりません。かつて茶柱さんとジャイアンツ球場で並んで観戦していたら、芳川のお父さんから差し入れをもらってしまったことがあります。思い入れが強い選手だっただけに何とかモノになって欲しかった。今後はどうするのか分かりませんが、どこへ行っても応援を続けたいと思います。


田原啓吾(22)

2012年の育成ドラフトで指名され入団しました。その後、順調に成長して、今シーズンはイースタン巨人のローテーションの一角としてしっかりとした存在感を示していました。今シーズンの防御率はなんと1.82です。これは一軍で先発も任されたことのある江柄子や長谷川、平良よりも上の数字。今シーズン中盤には田中太一と並んで、支配下入り筆頭に目されていました。しかし、支配下は見送られ、こともあろうか今度は戦力外です。全く理解できない!社会人の変な投手を連れて来るより、しっかりと育てた自前の投手の方が、よっぽど計算できると思う。田口に続く存在にだってなったかもしれないのに。もしかしたら、田中と同じように巨人を出る決断をしたのかもしれません。自分に自信がある選手は、どんどん高見を目指した方がいい。これからどうするのか分かりませんが、おそらくどこかで野球を続けて行くことでしょう。そこで大活躍をして巨人を見返して欲しい。そうすることが本当の恩返しですし、私たちファンの願いでもあります。


高橋慎之介(22)

入団テストを経て、2014年の育成ドラフトで入団しました。しかし、とても投手としてプロのレベルに達していなかった感じです。立ち投げのような状態で、140キロ中盤を投げていたのですから、地肩の強さはかなりのものだったのだと思います。しかし、それだけの存在だった感じ。しかも、少しは投手らしくなったかと思えど、何時までたっても成長を感じさせない投球を続けていました。鷹揚なのか向上心が無いのか、心配になっていました。今回の戦力外は当然といえば当然でしょうし、本人も納得のことだと思います。残念なのは元々内野手だったのだから、そちらの適正を試してみて欲しかった。練習ではセカンドの守備に就いていたなんて話もあるので、まんざらでもなかったのだと思います。


小林大誠(22)

独立リーグから昨年の育成ドラフトで指名されたものの、1年で戦力外になってしまいました。守備型の捕手で、高いディフェンス力を感じさせてくれました。しかし、巨人は元々捕手があまり過ぎていたのです。この戦力外という結果も、なんだか本人の能力が足りなかったというよりも、チーム事情が先にあったような気がしてなりません。


メンドーサ(22) 

キューバから2014年の途中に来日して3年目でした。150キロ前後のストレートと、落差の激しいチェンジアップが武器で、スケールの大きさから、将来をかなり期待していました。しかし、なんだか決定的に足りない何かがあった投手でした。どうもいつまで経っても結果を気にしない感じで、中南米選手特有のハングリーさを感じないのです。一ファンにしか過ぎない私がそう思っているだけかもしれませんが、メンドーサは最後まで巨人にとってお客さんだったような気がする。オフになってから姿をくらましたなんて報道がありました。亡命してメジャー入りするのかもしれません。しかし、日本だろうとメジャーだろうと、ガムシャラさや向上心のない選手は生き残れません。メンドーサにそれがあるのか今後注目して行きたいと思います。


北之園隆生(21)

入団テストを経て、2013年の育成ドラフトで入団しました。非常に思い切りの良い打撃で、私にはかつてヤクルトにいた杉浦を連想させました。最も時間のかかるスラッガータイプだったので、高卒3年での戦力外はやや早い気がします。しかし、あっさりと現役引退を決めてしまうあたり、本人も限界を感じていたのかもしれません。ただ、ドラフトではこういった北之園のような野手を今後もどんどん獲得して行くべきだと思います。時間はかかるものの、モノになればとてつもなく大きな存在になるからです。そうやって日本ハムもソフトバンクもドラフト戦略を展開している。北之園の果たせなかった夢は、今後入団してくる後輩たちがきっと叶えてくれるでしょう。差し当たって加藤脩平君に頑張ってもらいましょう。


大田泰示(26)

この名前に関することで、私が思ったことを話し始めたら、それこそ辻内の時と同じようなことになってしまうと思います。大田には思い入れ以上のものがありました。どれだけ夢をみて来たか、どれだけ様々なことを考えたか。おそらくファームウォッチャーになってから最もエネルギーと時間を使ったのが大田泰示という存在だったと思います。とてつもないスケール感。こんな選手、これから巨人に入団することはないかもしれない。もしも、今の大田がスタメンでフル出場したとしたら、2割・20本・20盗塁のトリプルツーのような選手になると思います。しかし、荒削りながら、走攻守に渡る華のあるプレーをファンから愛されているうちに、いつしか成績も追いかけてくる。そのうちにトリプルツーが、2割5分・25本・25盗塁のトリプル2.5になり、仕舞には本当の3割・30本・30盗塁を達成している。そんな姿を思い描いていました。しかし、巨人はトリプルツーのような選手を認められなかった。せめて打率を2割5分程度まで上げてもらわないといけないと考えていた。ただ、それは「角を矯めて牛を殺す」ような行為だったのだろうと思う。つまり、欠点を直すことを優先して、大田の本来もっている長所までダメにしてしまったのだろうということ。それは前監督の原さんがそうしたのだろし、由伸監督も同じだったのだろう。要するに巨人という組織が、選手の個性を生かしきれない場所だということだ。移籍が決まったからにはぜひとも日本ハムでレギュラーを掴んで欲しいと思っています。大田の良さを理解して、長所を生かす起用法を考えてあげれば、きっと才能が開花することでしょう。栗山監督に期待したいと思います。


公文克彦(24)

2012年のドラフトで4位指名されて入団。ケガをしていなければもう少し上で指名される投手だったようです。ケガの影響からか、入団してからもしばらく登板の機会がありませんでしたが、3月末のプロアマ交流戦でリリーフで登板すると、いきなりMAX147キロ、アベレージ145キロという豪速球を披露したのでした。その公文のプロ初登板の試合を私は何か用事があり行けなかったのですが、見に行くことができた茶柱さんは、「こりゃモノが違う!」とメールでわざわざ知らせ、私を大いに悔しがらせたのでした。そんな思い出が蘇ります。今シーズンで入団4年目だったのですが、どうも2年目に壁に打ち当たったことと、同じ左腕の高木京や戸根が優先起用されたことで、なかなか一軍に呼ばれることがありませんでした。しかし、戸根あたりと比べても、決して力が劣るとは思えませんし、私はむしろ一軍で使うとしたら、山口の次の中継ぎサウスポーは公文だと思っていました。日本ハムはさすがに目の付け所が良いと思います。もしかしたら大田を失った以上に、公文の流出は来年以降話題になるかもしれません。あの投げっぷりの良さからは、そんな予感めいた思いが生まれます。


取りあえず、現段階で今オフ巨人からいなくなる選手は以上だと思います。あれこれ書いていたら、なんと20人になっていました。縁あってジャイアンツの選手になり、こうやってプレーを観戦してきたからには、この選手全てが今後素晴らしい人生を送って欲しいと願わずにいられません。君たちのやって来たことはしっかりとした轍になっていると伝えたいと思います。

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