
久々の沢登り 奥多摩ユズリ葉窪(非野球)
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舎人
2014年07月01日 07:58 visibility632
先週の木曜日の田口たちの動画の編集が終わり、後はエンコードしてYouTubeにアップすればいい所まで来ているのですが、これがなかなかはかどりません。今回は全球を編集してみたので、かなりのボリュームなのです。そこで動画が出来上がるまでの間、22日に行った沢登りの事を書いてみたいと思います。
私は元々山登りが好きで、よく南北アルプスや八ヶ岳に歩きに行っていました。一度入山すると何日も下山しない感じで、年間120日以上、どこかしらの山に入って縦走していました。
しかし、社会人になると時間もなくなり、GWとお盆と正月くらいしか長い入山ができなくなったのです。そこで短い時間で長い山行と同じだけの満足を味わう事を求めて岩登りを始めました。しかし、岩登り(アルパインクライミング)というのは室内壁でもできるフリークライミングとは違い、天気が悪いとどうしても中止になってしまいます。そこで、岩登りが中止になるたびに、雨の中でもできる登攀として沢登りに行っていたのでした。
沢登りというのは日本で独自に発達した形態の登攀のようですが、これがなかなか楽しいのです。いわゆる一般登山の旅的要素と岩登りの登攀的要素がどちらも加味されているのです。今ではおしゃれな山ガールも引き付けようと、シャワークライミングなんて呼ばれています。ただ、不確定要素が多いので、レジャー感覚で行くとえらい目に遭ってしまいます。
私は結婚を機に岩登りを辞め、登攀はせいぜいフリークライミングに行く程度に落ち着いてしまっていたのですが、今回、昔の山友達がどこかへ行こうと誘って来たので、およそ10年ぶりに沢登りに行く事にしたのでした。
昔はずいぶん危険な場所にも平気で行けたのですが、四十代も後半になってくると簡単な所を選んで行くしかありません。そこで選んだのが奥多摩にあるユズリ葉窪という沢登りの初心者コースでした。
まず武蔵五日市の駅からおよそ5キロほどの場所にある秋川の支流の盆堀川を目指します。採石場のすぐ近くにある清水橋に車を留め、渓流に降り立ちます。ここがユズリ葉窪の取り付き点です。
お互いヘルメットとスリング(登攀用のひも)を体に巻いて進みます。カラビナは2枚づつ。ハーネスは今回は装備しませんでした。
東京近郊の小さな沢だというのに意外に険しいです。
元々濡れることが前提なのですが、雨が降ると水かさも増し、コケがいつもより滑るようになるので意外に登るのに気を遣います。
しばらく登って行くとくの字型の6メートルの滝が現れました。落ちても死ぬ高さではありませんが、思った以上に苦戦してなんとか怖い思いをして登り切りました。
ここは滝だけでなく小規模ながらゴルジュ(淵)もありました。落ちるとパンツまでびしょ濡れになってしまうので、慎重に通過します。
最後の難関は3メートルの滝だったのですが、大したことないだろうと思っていたら、滑りやすく見た目よりもはるかに悪い状態です。残置のスリングを手掛かりになんとか登り切りました。
登り始めてから40分ほどであっけなくユズリ葉窪は終わってしまいました。この先も沢は続きますが、登るには平凡なため、沢登りのコースとしては沢の途中が終了地点なのです。
時間的には短かったのですが、私たちにとってはリハビリのようなものだったので、これでもお腹いっぱいな感じです。
川原に腰掛けて身に付けていたヘルメットやスリングを外し一心地付きました。登攀の後の開放感は何とも言えない心地良さがあります。
下山は沢の横にある踏み跡のような登山道を使いました。出発地点の清水橋には30分ほどで着きました。
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