巨人の台湾人投手 林イーハウ・黄ツーロン・李イーフォン
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舎人
2010年04月21日 04:44 visibility1692
今日は林イーハウたち巨人の台湾人投手についての話。
巨人には台湾人の投手が現在3人います。いずれも育成選手で、
19歳の林イーハウ、21歳の黄ツーロン、そして17歳の李イーフォンです。
イーハウは今年に入り先発を任されていますが、
この投手の特長は長い手足から繰り出される快速球です。
私が確認した限りでは今年のMAXは146キロですが、
昨年ジャイアンツ球場で149キロを出したのを見たことがあります。
2008年12月号の月刊ジャイアンツに、
イーハウのフェニックスリーグでの投球の話が載っていて、
それによるとなんと156キロを記録したとか・・
これは俄には信じられず、誤計測か何かではないのかと思っているのですが、
記事では丁寧に2度記録したとあり、誤計測を暗に否定しています。
真偽のほどは定かではありませんが、とにかく球が速いことだけは確かです。
投げ方はサイドともとれるスリークオーター、
右バッターにはかなり威圧感のある投球フォームです。
スライダーのキレも素晴らしく、
順調に育てば球界を代表するエースになれる素材だと思っています。
問題は精神面、素晴らしい投球をしたかと思ったら、とんでもない抜け球!
安定した投球ができないのです。
しかし、プロ入り5年目とは言ってもプロ入りは15歳と早かったため、
年齢からいったらまだ高卒2年目と同じ。
自信がつけばどんどん安定した投球ができるようになると思います。
今年は無理でも来年か再来年あたりに支配下登録され、
先発の一角を任されていたらいいなと思っています。
黄ツーロンも球威のある投手です。
確認した限りのMAXは145キロ、ストレートの平均は軽く140キロを超えてきます。
イーハウとは違いオーソドックスな上手投げの投手ですが、
どうもシュート回転の球が目に付き、きれいな球筋の投手ではありません。
しかし、それがこの投手の個性というか持ち味なのかもしれません。
力投型のため先発よりリリーフとしての適性を感じます。
イーハウよりもまとまっており、ムラが少ないので、
今年中に支配下登録もあると思います。
李イーフォンは実はまだ一度しか見たことがありません。
2008年の8月の群馬ペガサスとの試合でしたが、
左腕から非常に美しい投球フォームで投げていたことを覚えています。
その試合は1イニングを投げ、被安打1、死球1、奪三振2、無失点でした。
MAXは138キロでしたが、この時はまだ15歳と6か月。
高校一年生というより中学3年生がプロに混じってプレーしていたのですから、
球速よりもそっちの方が驚きでした。
現在でも高校3年生と同じ歳です。まだまだ身体作りが中心ですが、
イーハウ同様無限の可能性を感じます。
早く成長した姿をまた見てみたいと思います。
動画は3月31日の日本ハム戦でのイーハウとツーロンの奪三振です。
2人とも躍動感にあふれた投球をしています。
林イーハウ奪三振・黄志龍奪三振 2010年3月31日
http://www.youtube.com/watch?v=aOmGqXkxJVo
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