樋沢寮長が辻内にビンタを見舞った話

  • 舎人
    2011年01月29日 14:35 visibility3140
現在、橋本のことについて動画を編集したりしています。なんとか今週末のうちにアップして、それに合わせて日記も更新したいと考えています。しかし、橋本のプレーを振り返ると走攻守あまりにも素晴らしいものが多く、ため息が出てしまうものばかり!見入ってしまってなかなか編集の手が進みません(-。-;)時間ばかり徒に過ぎてしまうのでなんとか早く型にしたいと思います。

さて、その前に今日はほんの小ネタで更新します。現在発売中の週刊現代には昨年限りで退職したジャイアンツの若手寮の樋沢前寮長のインタビュー記事が載っています。タイトルは『巨人軍寮長が明かす「伸びる選手」「腐る選手」』というもので、その中には夢破れて退団した村田のことや逆に成功してレギュラーになった坂本などの話が載っています。

樋沢氏はあの1973年に起きた湯口事件の湯口投手と同期とのことで1970年のドラフト指名組、内野手で土井正三さんの後継者を期待されていたそうです。しかし選手としては大成せず一軍での出場はないまま5年ほどの現役生活で引退をしました。その後、スコアラーや藤田監督の頃に内野守備コーチを務めたりして、5年ほど前にジャイアンツの寮長になられたのだそうです。

選手を非常に暖かく見守り、時には鉄拳制裁を辞さない熱い指導を寮生たちに送っていたそうですが、その中で辻内について非常に心温まる素敵な話が載っていたので紹介します。

(前略)
 厳しくも心優しい樋沢氏が、5年間の寮生活で唯一鉄拳を見舞わせた選手がいる。`05年に高校生ドラフト1位で入団した、左腕の辻内祟伸(23歳)である。
 彼がプロ入り3年目の時だった。「ちょうどプロの水に慣れてきたころで、気の緩みもあったのでしょう。生活態度について注意したのですが、こちらの話が終わるや、ふて腐れてサッとその場を立ち去ろうとした。真剣に聞いていなかったんです。それで彼のジャージを掴んで引っぱり、バン、バン、バンと殴りました。『おまえは、ひとの話が聞けないのか!おまえのために言っているんだぞ!』と。ジャージを引っ張ったとき、ビリビリと破れたのを覚えていますけど、殴ったのは辻内だけです。
 昨年11月の納会の前、寮長の退職が決まっていた樋沢氏は、寮生たちの前で最後の挨拶をした。「この日は絶対に泣くまい」と心に誓っていたが、辻内と目が合った瞬間、彼が入団したころから現在に至るまでのことを思い出し、涙が溢れてしまったという。
 「挨拶が終わった後、彼が近寄ってきて『あのとき殴られたことが忘れられません』と言ったんです。やめるとき寮生全員が寄せ書きをした色紙をくれましたが、そこにも辻内は『寮長との一番の思い出は事務所でのビンタ5発です』と書いてありました。私は3発だと思っていたのですが(笑)」
(以下略)

これだけ目をかけられ可愛がられてた辻内は、この樋沢氏の恩をぜひとも返さなくてはいけません。今日のスポーツ報知によると昨日の辻内はジャイアンツ球場で投球フォームのチェックを丁寧にやったそうで「まだまだバランスが悪い。キャンプは(調子を)上げていきたい」と話したとか・・ケガをせずキャンプを乗り越えて、ぜひとも今年は一軍で結果を出して欲しいものです。樋沢氏に負けるとも劣らない熱い思いでエールを送りたいと思います。

このインタビュー記事で樋沢氏はその他にも大田に守備のミスについてアドバイスを送ったり、中井に熱いメッセージを送ったりしています。感心のある人はぜひとも購読して欲しいと思います。

さて、橋本、橋本・・(-.-;)

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