『記憶に残った男』
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sion
2006年07月10日 08:48 visibility42
時間を間違えて起きてしまい、後半からの観戦になってしまいました。
前半はフランスとイタリアが共に1-1で折り返し、後半で追加点を取る事が出来るかという状態でした。
フランスは、やはり ジダンが最後の煌めきを見せていました。
対するイタリアはピルロが起点になっていました。
どちらも良い攻撃をみせていました。
しかし、とにかくどちらもDFが粘り強く得点が出来ない。
決勝らしい、攻守が瞬時に切り替わる緊迫感のあるゲームでした。
このまま後半も終了し延長に突入しました。
延長も、やはりどちらが得点しても不思議ではないという状況でした。
攻撃の手を緩めない両チーム。集中を切らさないDF。
最高の栄誉を掴む為に、全身全霊を込めて闘う姿が そこにはありました。
特にジダンのラストダンスは素晴らしく、彼がフリーでボールを持った時は何かが起こる空気が漂いました。
延長後半・・・ それは突然やってきました。
ジダンがマテラッツィを頭突き、レッドカードで退場となりました。
彼に何があったのかは定かではありません。
ただ、彼のラストダンスの終幕が不意の退場・・・悲しすぎると思います。
彼は途中で自らその舞台から降りました。
この試合で最も注目されていたプリンシパルは、その悲劇とともに記憶に。
その後、結局延長でも得点出来ず PK戦に突入致しました。
PK戦はイタリアが5人きっちりと決めて優勝。24年ぶり、4回目の戴冠となりました。
対するフランスは、予選から不安定な戦いでここまでぎりぎり凌ぎ切って上がってきました。
しかし、遂に息絶えてしまいました。
ジダンは何を今考えているのでしょう・・・。
これまでの栄光が消え去るわけではありませんが、悲しいですね。
ただ、これで彼は本当に記憶に残るプレーヤーになりました。
イタリアは優勝おめでとうございます。
鬼門とまで言われたPKを制しての優勝は感慨深いものだと思います。
1ヶ月続いたカルナバルも全て終わりました。
4年後は南アフリカで行われます。
4年後・・・どんな感動を見せてくれるでしょうか。
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- 事務局に通報しました。
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