「勝てる」と思った先に・・・・・
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もりさわ ゆう
2010年08月29日 00:27 visibility55
前半は、どちらが主導権を奪うのか、全く解らないまま、淡々と45分間が過ぎたように感じました。
後半も、試合が動く気配を感じず、あまり印象に残る場面もなく、淡々と時間が過ぎていくようでした。
ただ、その中でも「代表初選出」のレッズの細貝萌選手がかなりハッスルしているように見えました。
試合が盛り上がってきたのは、レッズの山岸選手がPKを止めたあたりからでしょうか。
ようやくレッズに攻撃のリズムが出来てきたのか、惜しい場面も徐々に増えてきました。
山岸選手が好セーブで、何度もピンチを救ってくれました。
そのプレーがようやく報われる時が来ました。
80分、ポンテ選手の見事なゴールで、レッズに待望の先制点が入り、「待ってました」と言わんばかりに、スタジアム中が歓喜に湧き上がりました。
その勢いで、もう1点取ってしまえば、試合を決定づけられたと思うのですが・・・・・。
クロスバーに弾かれた、宇賀神選手の惜しいシュートもあったし、仕留めるチャンスはあったはずだけど・・・・・。
1-0のまま、ロスタイムはなんと4分。
必死にクリアーするも、アントラーズ陣内まで押し込むことが出来ず、自陣で堪えるレッズの選手たち。
何とか逃げきってくれという、レッズサポの願いを、途中出場の本山選手のゴールが打ち砕きました。
それまでPKを防ぐなど、好セーブで再三ピンチを救っていた山岸選手は、ピッチにボールをたたきつけて悔しがり、勝利を目前に同点ゴールを決められてしまい、凍りつくレッズサポ。
対照的に、敗戦を免れ喜びに湧くアントラーズのサポーター。
その数秒後、無情にも響く終了のホイッスル。
山岸選手が何度も、チームのピンチを防いでくれた。
だからこそ、ようやく決まったポンテ選手のゴールを守りきって欲しかったです。
そのためにも、クリアーボールをアントラーズ陣内に蹴って、アントラーズを押し込んで欲しかったです。
同点ゴールが決まった瞬間、頭の中に、美空ひばりさんの『柔』の歌詞が浮かびました。
「勝つと思うな 思へば負けよ」
ピッチで戦っている選手は、別に油断していたわけではないと思うけど、クリアーボールを自陣で拾われてしまい、それが同点ゴールに繋がったように思います。
当たり前のことだろうけど、終了のホイッスルが鳴るまで、気を緩めては駄目だということですね。
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- 事務局に通報しました。
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