やれば出来るんじゃない。

今日の反町ジャパンの対戦相手は、2次予選の中では「最強の敵」とされていたシリアとの対戦でした。

試合開始から、これといった目立った場面もなく、ほんの少しシリアに押しこまれていた感じでした。
シリアの先制ゴールかと思われた場面も、シリアの選手がDF水本選手を倒したというファールで、「幻ゴール」となってホッとしました。
16分、目の覚めるようなゴールが決まりました。
左サイドでボールを受けたFW家長選手が、切り替えして右足でミドルシュートを放つと、綺麗な弾道を残しゴール右隅へ突き刺さるファインゴールで先制点をもたらしました。
このゴールがいい起爆剤になったのか、チーム全体が「積極性」を持ってプレーしていたように感じました。
24分には、MF水野選手のFKからゴールが生まれました。
ゴール前で、FW李選手が囮となってくれたおかげで、FW平山選手がフリーでヘディングシュートを撃つ事が出来ました。
もちろん、平山選手の「3戦連続ゴール」という事実は素晴らしいですよ。
シリアから2点を奪って余裕が出てきたようで、劣勢だった開始15分間がうそのように、前半の残りの時間はほぼ日本のペースで試合をしていました。
シリアの選手がもう少しボールを奪いにくるかと思っていましたが、家長選手がゴールを決めていこう、鳴りを潜めているようで、実は不気味にさえ感じていました。

後半が始まって、疲れてしまったのか、眠くなるくらいだれた時間が過ぎていきました。
カレン・ロバート選手が途中交代で入ってから、失いかけていた「積極性」が取り戻していきました。
71分には、カレン選手がセンターからシリアのDFラインの裏を突くパスを出し、それを受けた平山選手が落ち着いてシュートを蹴りこんで見事なゴールを決めました。
それにしても、今日の平山選手は、「別人か」と思わせるような「積極的な動き」や「積極的なシュート」を見せていました。
32分にも、ゴールにはならなかったものの、「平山選手らしくない」シュートを撃つなどして、今までの試合では感じる事が少なかった「ゴールへの意欲」を感じる事が出来ました。

試合のほうは、3−0で見事勝利しました。
思わず「やれば出来るんじゃない」と拍手しました。
2次予選の試合の中で、今日の試合が内容も結果も拍手を送れる試合だったと思います。

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