アジアを越えただけ。
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もりさわ ゆう
2007年12月11日 01:14 visibility36
アジアチャンピオンとして、クラブワールドカップに挑む浦和レッズ。
今日、初戦を迎えました。
対戦相手は、この試合が3度目の対戦となる、「アジア準優勝」のイランのセパハン。
とはいえ、強敵である事には間違いなかったと思います。
その上、レッズには不安がありました。
攻撃の起点のポンテ選手が怪我で戦線離脱。
Jリーグと天皇杯の試合で、1分け3敗しかも4戦連続無得点。
「でもそんなの関係ねえ!」
と、言わんばかりに、今日のレッズは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。
特に、今日の相馬選手は、今まで見てきた相馬選手の中でも、最高のパフォーマンスを披露していたと思います。
今日は、久し振りに相馬選手のドリブル突破や絶妙なクロスなど、彼の「良いところ」を発揮してくれたのではないかと思います。
ただ、今日の試合でも「チャンスは作れど、シュートを打てど、ゴールが決まらず」状態で、若干心配になりました。
特に、相馬選手のクロスを永井選手が胸で落として、そこにフリーで飛び込んだ長谷部選手のシュートが、クロスバーを越えてしまった時は、流石に頭を抱えてしまいました。
ただその後の、相馬選手の低くて早いクロスを永井選手が決めたゴールは、心の底から気持ちよかったゴールですね。
相馬選手のおかげで決まったゴールだと思います。
前半は、1−0で終了。
しかし後半の立ち上がり、セパハンはカリミ選手が入って勢いを取り戻し、レッズは幾度も危ない場面を作られ冷や汗。
しかしそれをしのぐと、ワシントン選手がようやく、ようやく、久し振りに決めてくれました。
阿部選手のスルーパスを受けて、DFもGKもかわしてゴールラインギリギリの角度の所から「技あり」ゴールで、2−0。
そして、試合を決定付ける3点目も、今日絶好調の相馬選手からのクロスボールでした。
ファーサイドで永井選手がヘッドで落としたボールを、セパハンのDFがヘッドで流し込んでくれるオウンゴールで3−0となりました。
勝利を確信して気が緩んだのか、闘莉王選手がクリアーできず、抜け出したカリミ選手にゴールを決められ1点を返されてしまいました。
しかし、そのままタイムアップ。
3−1で、またもセパハンに勝ち、Jリーグのチームとして初めてのクラブワールドカップの勝利を手にしました。
確かにこの「初勝利」は、レッズにとっても、Jリーグ及び日本サッカー界にとっても、「歴史的な」勝利です。
でも、セパハンは、アジアのチームです。
いわば、アジア勢同士の対戦で勝って、アジアを越えただけです。
そして、次の準決勝で対戦するのは、みんなが楽しみにしていたACミランです。
ACミランに勝ってこそ、「世界に勝てた」と心の底から喜べるにではないかと思うのです。
もちろん、ACミランに勝つということは、「夢物語」かもしれません。
でも、レッズの勝利を信じて、テレビの前で応援していきたいです。
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- 事務局に通報しました。
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