見るもんじゃない。

随分遅くなりましたが、23日の天皇杯準々決勝の試合の感想を。

 

正直なところ、前半が終わった頃には、「今日で、レッズの今シーズンは終わったかな」と、諦め気分でいました。

後半に小野伸二選手が入り、「流れが少しは変わるかな」と思って臨んだ矢先。

ジュビロの福西選手に決められ、ガッカリ・・・。

ところが、2点目を決められて突然目が覚めたレッズの選手たち。

後半から右サイドに回った山田選手のクロスを永井選手がヘッドで決めて、1点差。

この得点で、完全に流れを引き戻したようで、レッズの選手に元気が出てきた。

そして、前半は全く機能していなかった左サイドの相馬選手から上がったクロスボールに、小野選手がヘッドでジュビロゴールに叩き込んで、得意げに舌を出して同点弾を喜ぶ。

さらに後半35分にも、自身2点目のゴールを決めてくれて、「これで勝てたかな」と思っていた直後に、ジュビロの犬塚選手にあっさり決められ、3−3・・・。

その後お互いに決定機を逃し、延長戦も戦い抜くも決着がつかず、ついにPK戦へ。

この時、「闘莉王選手がいなくて、よかった〜」と、マジで思っちゃいましたよ。(ファンなのに)

PK戦を目の前で見るのは初めてでした。

テレビで見ている以上に、ドキドキして見ているのが辛くなっていました。

ただただ祈っているだけでした。

それでも必死に見守っていました。

どちらかというと、レッズのGK都築選手のほうが「止めてくれる」と思っていました。

確かに決められていたものの、ジュビロの選手が蹴った方向と都築選手が飛んだ方向が一緒だったので、「次は止めてくれる」と祈りながら見守っていました。

ところが、レッズの4人目の酒井選手が止められた瞬間、酒井選手と同じように頭を抱えながら天を仰いでしまいました。

しかし、ジュビロのGK佐藤選手が「動くのが早かった」という事で、「やり直し」の判定が下りました。

「再チャレンジ」のチャンスを貰った酒井選手は、今度はきっちりゴールネットを揺らして一安心。

しかしその後も、PK戦が続くことに。

レッズの6人目は、内館選手のはずだったのに、何故かそれを制してGK都築選手がポイントの所に。

都築選手、落ち着いて決めて悠然とゴールマウスの前に立つ。

その後も、両チームとも全ての選手が決めて、レッズ10人目の細貝選手もGKの逆を取り成功。

ジュビロの10人目は、PK戦に縺れ込むきっかけとなった同点ゴールを決めた犬塚選手。

都築選手が飛んだのは、キッカーから見て左。

犬塚選手が蹴ったボールは、都築選手の手の先の、ポストの左へと逸れて、ゴールネットを揺らす事が出来ませんでした。

この瞬間、都築選手はガッツポーズ。

一方の犬塚選手は、その場で項垂れていました。

都築選手に全てを託して固唾を呑んで見守っていたサポーターたちや選手たちが喜びを爆発させていました。

これで29日の準決勝は、鹿島アントラーズと国立競技場で対決します。

29日はお仕事なので、決勝進出を信じての職場からの応援となります。

是非勝って、「元日決戦」の権利を掴んで欲しいものです。

なにしろ、「レッズは決勝まで勝ち進む」と信じて、決勝戦のチケットを買ってしまっているものですから。

 

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