サッカー映画にはまってみるか

  • miyashu
    2006年05月26日 21:05 visibility77

GOAL!」がいよいよ明日から公開ですね。
本格的にサッカーを描いた映画ってあんまり成功しそうにないし、がっかりしそうってイメージがあるんですが、さて「GOAL!」はどうでしょう。

サッカー映画で思い出すのが、「シーズンチケット
映画としてはたいしたことないけど、サッカー場にあるシアワセをほんわかと描き、スタジアムに行きたい熱をかっかと火照らせてくれます。
当時、こんな感想を書いてました。

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サッカーが好きでなければ行ってない映画でした。
オフィシャルHPを見ているうちに、あの緑の芝生に惹かれてついつい見に行ってしまいました。

高台からの住宅の風景や、町の様子などの色合いが、何かしら切ないものを感じさせます。
「リトルダンサー」で見た風景にそっくりだと思ったら、2つの映画の舞台、ニューカッスルとダラムはイングランド北東部の非常に近い位置にあり、人々の暮らしも似たような境遇を感じさせます。

サッカーは、イングランドでは特別な意味を持ちます。
サッカーを観るために人生があるような人も数多くいます。
主人公の少年二人も、地元のチーム・ニューカッスル・ユナイテッドのサポーターであり、シーズンチケットを手に入れることを夢見ている少年です。

ジェリーが授業で自分の体験を語る場面。
幼い頃、父と行ったスタジアム。
コートのぬくもりとミルクたっぷりの砂糖を2つ入れた紅茶。
ここで、シーズンチケットの持つ意味が単なるサッカー好きの夢ではないことがわかります。
しかも、その温かい思い出までも実は借り物だったというやりきれなさ。

暗くやりきれないストーリー展開の中にも、ほんわりとした温かさがあるのは、2人の少年の憎めないキャラクターゆえのものです。

原作本をちらっと見たのですが、ラストシーンは映画のオリジナルのようです。
ラストシーンは(読めてしまうのですが)なかなか気に入りました。

笑えるのが、やっと手に入れたニューカッスルのチケットがアウェイでサンダーランドサポーターの中で応援する羽目になった場面です。
日本ではアウェイで肩身の狭い思いをしてこそこそ応援するのは、浦和か、鹿島ぐらいでしょう。根本的に違うのです。

ところが、野球にはそれがあったのです。先日福岡にダイエー対西武戦を見に行きました。西武ファンの私は、それこそ周りの人に気づかれないようにこそこそと西武を応援しました。
この映画を思い出しながら・・・。

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これを見たのが2001年。
そういえばトリニータはまだJ2でした。
またーりJ2しか知らないので、アウェイって感覚がなかったんですね。
だから上のようなのんきなこと書いてます。

当時、自分がシーズンチケットを買うなんて思っても見なかったけど、
大分のシーズンチケットと、この映画のシーズンチケットでは
プレミア度というか、ステータスというか、まったくちがうんですね。

それが歴史というものなんでしょうか。

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