ジダンの夏はまだ終わらない

  • r-7
    2006年06月28日 23:22 visibility129


「自ら時計の針を巻き戻しました」という実況はどうかと思
いましたがw タイトルにも書いた「ジダンの夏はまだ終わ
らない」というコメントにはなんだか胸に響きました。

GLで安定した力を見せつけて、無敵艦隊の好発進を予感さ
せたスペインでしたが、今になって考えてみるとチュニジア
との一戦。序盤にあっさりと先制され、70分すぎまで苦しん
だ、あの姿がダブりました。あの試合がスペインの問題点を
警告していたのかもしれない。

対するフランスはGLで苦戦し、3戦目でようやく勝ち抜け、
しかも2位通過という結果でした。ゴールがなかなか奪えな
いという問題。ベテランと若手の融合の問題。いろいろ苦し
みながらこの試合を迎えた。

序盤からポゼッションを取ったのはスペイン。トーレス、ラ
ウル、ビジャにボールを集め攻めこむものの、決定的なとこ
ろまでいかない。逆にフランスは攻めの回数は少ないものの
決定機を作り出す。しかし先制したのはスペイン。CKのこ
ぼれ球にツメる時に、エリア内でパブロがテュラムに倒され
PKを得る。これをビジャが決めて先制。フランスはまたし
ても苦しむことになるのかと思われたが、前半40分にビエイ
ラからのスルーを受けたリベリーが同点弾を決める。これで
フランスは気持ちを落ち着けて後半にのぞむことができた。

後半もスペインがポゼッション。フランスがそれを受け、カ
ウンターで返すという形が続く。この日はビエイラ、マケレ
レのボランチの守備がすごく効いてたと思う。ボールは持た
せるものの、フィニッシュにはいい形で入らせない。焦りが
見え始めたスペインDF陣の裏を狙い続けた83分にアンリが
倒されFKを得る。ジダンが入れたボールは中でDFが触っ
て後ろへそらすが、流れたボールを待ち受けていたのはビエ
イラ。これを頭で押し込んでついにフランスが逆転する。

ここで負けるわけにはいかないスペインがさらに前がかりに
なったロスタイム。相手ボールをカットし、左サイドにいた
ジダンへ。ドリブルで持ち込み、プジョルをかわしてトドメ
の3点目を突き刺した。ここにきて輝きを取り戻したジダン。

次の試合は2大会前の決勝と同じブラジル戦。ここで勝てば
本当に「時計の針を巻き戻して」自らのキャリアを終えるこ
とができるのかもしれません。












































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