El Clasico

  • Pichichi
    2006年04月03日 17:15 visibility88

期待はずれの試合だった。

現在の両チームの状態を比べればこんなものか。

 

調子はいいものの気乗りしていないレアルに、

チャンピオンズリーグに全力を注ぎたいバルサ。

 

1−1の結果だが、

シュート数ではバルサは脅威の34本、それに対しレアルはわずか4本。

ポゼッションでもバルサ63%にレアル37%という数字。

 

ロベカルの退場はさほど影響はないかと。むしろレアルにとってはよく働いたかもしれない。

最近のロベカルは、自分勝手な怠慢プレーばかりで、守備には貢献していないし、攻撃に移っても

チームのリズムを崩すだけだある。

DFのときに逆に彼がそこに存在してしまうと、チームメイトはそのスペースは埋まっているものと勘違いしてしまう。が、実際はまったく働かないため、遅れてサポートに走らなければいけなくなる。

結局、悪循環。

それよりは最初っからいないほうがいいかと。もっといえば、スタメンを変えておくべきだったかと。

 

なんだかんだ、目だったのはファン・ボメル。

よくも悪くも試合を、そしてバルサをかき回した。

PKをもらったシーンはしてやったりかも知れないが、バルサのプレースタイル、状況にそぐわない無理なプレーも多々みられた。

 

ガッカリはロナウジーニョ。キレ無し。

FKはゴールを狙える位置で5,6本蹴ったにもかかわらず、すべて壁に当たるという信じられないミス。

デコやモッタに蹴らせてもよかったかと思われる。

 

レアルで特筆すべきはシシーニョのみ。

彼のスピードと運動量は、今のレアルにチームとして欠けているもの。

3年ほど前のレアルが最後にリーガを制した時のチームでは全員があれくらい動いていたはず。

 

おまけとしては、ロナウド。

ここぞの決定力はやはりぴか一。プジョルがDFにいなければ、ロナウドのワンポイントカウンターだけでレアルにも勝機があったと思われる。

逆に言えばそれほどプジョルの能力は高い。ほぼ完璧な選手。

たぶん、現在、世界一のDFでしょう。ロナウジーニョとの対戦がないのが惜しいくらい。

 

今のレアルは選手の個人能力が高いがためになんとか、あの位置にいるが、チームとしてやっているサッカーはお粗末。

バルサは守備が素晴らしい。あれだけ高い位置でボールを取り返せればそりゃ毎試合60%を超えるポゼッション率を叩き出せるわけだ。

 

今回のクラシコには特有のピリピリ感がなかったなぁ。

バルサは完全に格下と対戦しているような感じ。レアルは味方の穴埋めに精一杯。

 

レアルは来シーズンに向け選手を一新するべき。

ボランチとFWに守備のできる運動量の多い選手が必要。

 

来期のクラシコは楽しませて欲しい。

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