【海外サッカー】

俊輔が非常に好調をキープしている。
総じて、そう見える。
一番いいのは、
兎にも角にも、何よりも、エリア内へ入る場面が非常に多く見受けられる。
自分がフィニッシュに絡もうがそうでなかろうが、
ゴール前の場面だと、居る。

今は代表よりもクラブでの自分を、クラブでのプレイを、クラブでの実績を、
そう出来ていれば代表は後からついてくる、
とは言いつつも、時の権力者、つまりはトルシエやらジーコやら、
もっとも意識している選手の1人でもある俊輔。
フィジカル的なハンデでマリノスユースへあがれなかった経験とも、
関係あるのかもしれないが。

オシムの「考えて走る、走れる選手」を、彼が意識していないワケがない。

それが選手としての探求となり、成長につながるのならば、
それに越したことはない。

一方で、なぜドイツではあんなに酷かったのか、
一片の悔恨も常に思わされるのだが。
時の権力者ジーコは、無条件なほど全幅の信頼を置いていたのに。
どうして自分から何も仕掛けず終わってしまったのか。
02年に、時の権力者トルシエに、
あれほど悔しい思いを味わわされたというのに。

逆説的な論理だが、3大リーグの中で、
プレミアの国のイングランド人、エスパ尿ラの国のスペイン人、
彼らがセリエの国にやって来ても、大成した選手は余りいない。
訪れた絶対数自体も少ないのだが。
けれども、成功を収めたというほどの選手はほぼ皆無だ。

一方で、セリエから両国に渡った選手たち、
例えばビエリはアトレチコで得点王を獲り、
ゾラはチェルシーで活躍し、
ディカーニオ程度(失礼)の選手もファンタジスタとなる。
(もちろん、バレンシアに移籍したフィオーレみたいに、
泣かず飛ばずの失敗もある。)
これは、守備的なプレッシャーが時間的にも場所的にも極度に厳しく狭く速い、
そういうリーグがセリエであるから、
他国で享受する時間やスペースを、
緩く広く余裕を持って迎えられることが一因だろうと思うのだが、
その評価・評論は別として、俊輔はそれほどのリーグでも、
相手DFを手玉に取れるキレのある切り替えし、フェイントを持っているのである。

にも関わらず、ドイツでそれを使わない、使えないのでは、
何のために海外へ渡ったのか、それがもどかしくてたまらないのである。

今、俊輔はトップレベルではないスコットランドというリーグで、
しかし厳しい局面、すなわち時間的・場所的な制約の極めて強い局面へ、
パスを送る側でなく飛び込む側として走る意思・意欲を見せている、
それは、2010年に彼がまだ生き残っているかどうかはともかく、
非常に大切な姿勢だと思うし、
今のニッポン代表にも、「飛び込む気持ち」というのは必要なものだろう。

チャンピオンズリーグという舞台でも、
俊輔がそれを続けていけるのならば、
選手として、それは大きな財産だし幅となるだろうと思う。

他方の天才、ファンタジスタである小野伸二にも…

 

 

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『Road to PK BAR(仮)』

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