バーレーン戦

昨日の試合、日本はいいところがなかった。なぜ?
岡田さんが監督に変わったから?必要な選手がいなかったから?
おそらく、どちらも原因だと思う、って当たり前すぎる話ですが(^^;。

オシムさんが監督を続けていたら、選手がそろわなくても負けてはいなかった。
俊輔や高原、闘莉王らがいたら、もっと攻撃ができていた。
おそらくは原因はそこに求められるでしょうし、それが一番悔しい。

でも、もう一つ敗戦の原因はあります。

それは岡田さんが変わったから。
以前のマリノス監督、岡田さんなら、昨日の試合は負けていませんでした。
岡田さんがかつてのままなら、まず昨日の戦い方、つまり相手の長所を消す戦術を
就任当初から一貫してトレーニングしていたでしょう。岡田さんは現実主義だから、
まずはW杯出場権を目指す戦術トレーニングで通していたことと思います。

昨日の日本は足も止まり、攻撃も守備も混乱していた。それは選手自身が
戦い方を消化できていないから、だと感じました。オシム時代の戦い方でもない、
岡田さんの昔のスタイルでもない中途半端な戦い方。それは選手の狙いが
絞れていない、練習でやったことが消化できていない。その結果の敗戦です。

岡田さんは変わった。超リアリストの仮面を捨て、おそらくは素の姿、
理想を求めるスタイルをより前面に出してきたんだと思う。
しかし現実にはアジア3次予選が始まっている。勝たなければならない。
理想と現実が戦術の練習を一貫できなかった理由であり、
そのため選手間に混乱を生んだ。

岡田さんの理想のスタイル、それはおそらくACミランではないか?と思います。
アンチェロッティとは友人でもあり、監督時代にはオフにミラノまで出向き、
練習を見たり、質問をアンチェロッティにぶつけていた、と聞きます。

だが日本にはカカ、セードルフ、ネスタもガットゥーゾもいない。ピルロはいるけれど(^^
個の力ではどうしても劣るため同じ戦い方は出来ない。ではどうするか?
そこで甲府の戦い方の中にヒントをつかんで大木さんを招聘したんだと思う。

でも甲府の戦術は浸透するまで時間が掛かる。しかもオシムさんのジェフとは違い、
甲府の戦術を知る選手は残念ながら代表レベルではないため、呼べない。
そこで現実を選択、選手が混乱。とまあそういった構図が昨日の敗戦につながった。
…と個人的には考えています。

では今後、日本代表はどうなるのか?…わかりません。ですが今、言ったようなことから
予測すると�現実路線に路線変更して徹底する�甲府スタイルを徹底する
おそらくは�だと思います。W杯に出られないとすべての意味はない。
しばらくはつまらない戦いが続くのでしょうね。アジア杯のスケジュール変更が、
監督交代によってチームの熟成スケジュールに影響している、と思います。

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