”原監督の軸回転打法”に翻弄され続けた”大田泰示の3年間”

  • 2011年09月14日 17:02 visibility2857

2008年の競合ドラフト1位で巨人に入団。


当初、1位指名を予定していた現在のセリーグ首位打者・長野久義を


他球団に指名されてまでも


 


将来の4番候補筆頭として、球団フロント、首脳陣、ファン、マスコミ全員が


大田のドラフト1位に拘り、誰もが絶賛した2008年のドラフトから早3年が過ぎました。


 


大田は、入団した最初の春季キャンプの時から毎年のように


キャンプで原監督に軸回転打法を強制され



⇒紅白戦・オープン戦で打撃絶不調&エラー連発



イースタンリーグ開幕後、一ヶ月位を経て二軍打撃コーチと二人三脚で?打撃フォーム修正⇒二軍で本塁打量産体制へ入る



交流戦で一軍昇格も左右にこだわる原監督の下、


杉内や和田のような一流左腕ばかりと数少ないチャンス


⇒一軍では結果を残せず


 


6月後半に二軍降格後、原監督強制の軸回転打法の習得を目指すも・・・


⇒二軍でもシーズン終了までほとんど本塁打を打てず



10月の二軍フェニックスリーグ開幕


⇒2,5軍レベルの不死鳥リーグでもほとんど本塁打を打てず



秋季キャンプ(秋季練習)で原監督から更なる軸回転打法の強制


⇒実戦機会がないので良くも悪くも状態がわからず(おそらく進歩なし?)


 


シーズンオフの自主練習


⇒チーム阿部(阿部、坂本、長野、藤村、河野)や


チーム由伸(高橋由、亀井、脇谷、隠善、中井)や
チーム小笠原(小笠原、実松、工藤、田中大・・・今オフから高橋信と紺田も加入確実)など


 


に参加せず、高校の同級生の角や高校の後輩ばかりと


”お気楽なお山の大将気分での楽な自主トレしかせず・・・


 


そして春季キャンプへの繰り返し。


 


何度も書いてきていますので、今更詳しく書くのは省略しますが


大田を将来の4番候補筆頭と目されるわりには、


3年間全く、進歩がなく見えてしまう理由としては、


 


原監督が、理想とする山内式軸回転打法をマスターさせたい


そこまでは、無理でもできるだけ軸回転を意識した打撃フォームから始めさせたい


という拘りが強すぎたのと


 


期待の将来の4番と公言している割には、同じ高校の後輩の田中大二郎などに


比べても大田に与える一軍でのスタメン機会は十分だったとは言えず・・・


(今シーズンは、まだチャンスを与えたほうだとは思いますが)


 


杉内や和田を始め、首位打者・長野でさえ碌に打てやしない


球界を代表するような左腕投手の時にしかチャンスを貰えない。


 


当然、結果はすぐには残せない。


そのうち、メンタルから守備でもとんでもないエラーを連発するようになる。


翌日、二軍に落とされる。


 


そこからの二軍でのシーズンは、散々で、ホームランなんて碌に打てずに終わる。


といった具合に、将来の4番候補筆頭として育てていたわりには


何とも無計画というか方向性が定まっていない杜撰な育成計画がもたらしたと思います。


 


ただ、大田本人にも問題はあり


坂本や長野のように原監督ら首脳陣から打撃フォームなどの強制やアドバイスがあっても


自分に合わないものは一切無視して取り入れないといった頑固さや意思の強さが見えず


 


上で挙げた自主トレ一つとって見ても


お手本となる偉大な先輩打者が多く在籍している巨人の利を生かすこともなく


正直、何の参考にもなるとは、思えない格下の面子としか自主トレを行わない。


今オフには、長野に弟子入りしてチーム阿部に入れてもらうべき!!



 


足が遅くなるのが嫌だから下半身のウエイトトレーニングをしていないのかは不明ですが


190センチ近い長身で、打撃でも守備でもバランスが不安定で


重心が高く、明らかに不利益をもたらしているにもかかわらず


下半身の強化をしているとは思えない依然として細く頼りない下半身。


 


1歳上の藤村などは、あきらかに大田よりも20センチ以上低身長にもかかわらず


入団以来、計画的にしっかりと下半身の強化に取り組んできたのが


見た目にもはっきりとわかりますし、一軍レギュラーになっている現状からも


結果として結びついているのが誰の目にもわかります。


 


今シーズンから導入された統一球が与えた影響や


スモールベースボールしか頭にない川相二軍監督の就任や


田代氏のような大砲を育てられる打撃コーチの不在などのマイナス要因もあるでしょう。


 


それでも、どんな環境であれ、一流選手は必ず、自分自身の実力で這い上がってきます。


過去の統計上からも大成した高卒の中長距離砲は、


プロ入り4年目には一軍で20本塁打前後の活躍をしています。


 


最近のアマチュアとプロとの打者レベルの格差拡大や


統一球導入で”中長距離砲の高卒4年大成説”は多少変わってくるかもしれません。


T-岡田は、高卒5年目でいきなり本塁打王として覚醒しました。


 


大田は、まだ来シーズン高卒4年目。


正直、まだ2年くらいは余裕はあるとは思います。


ただ、自分自身の意識の中で、”まだ高卒4年目”と捉えるのか?


”もう高卒4年目”と捉えるのか?


 


大田が本当に巨人の4番として大成するほどの球界を代表するような大砲に育つのなら


何が何でも来シーズン、高卒4年目でレギュラーを取ってもらいたい。


(このセリフ・・・去年の日記でも書いたなあ)


 


川上、青田、長島、王、(中畑)、原、落合、清原、松井と続いてきた


日本人4番で大器晩成は、中畑だけ。(落合、清原は移籍組ですが・・・)


 


中畑も良い選手ではありましたが、4番として活躍した時期は短く


あえて( )をつけて名前を記入したように


シーズン成績、通算成績を見てもあきらかに一人だけ格下。


 


上記以外でも吉村、高橋由、二岡、阿部、坂本、長野と


高卒の2人は、2~3年目からレギュラー、他の大社卒の4人は1年目からレギュラー。


 


巨人の主軸打者は、ほぼ全員が早熟。


大器晩成といえるのは、中畑と駒田くらいでしょう。


 


現在、またも打撃フォームを修正中の大田泰示。


果たして、大田は、来シーズン一軍でレギュラー(活躍ではなく・・・)を取れるのか?


全ては、来年のキャンプ紅白戦とオープン戦の成績で決まるでしょう。


 


原巨人では、開幕前までに野手全員の序列が決まり


それに応じたチャンスが与えられます。


キャンプ・オープン戦で原監督の目に留まらずに


シーズン途中からのレギュラー獲得や一軍定着など皆無に等しいのが現状。


 


大田は、長野、ラミレス、高橋由よりも数段良い成績で紅白戦オープン戦を


終えるしか道はないでしょう。


 


他にも大村、谷(まだいるのか?)、矢野、鈴木、橋本、松本、隠善、加治前。


それにしても、外野多すぎでしょう。


トレードなどで左腕の先発投手や中継ぎ投手、手薄な内野を補強しろって!!


 


 


 


 


 


 


 


 


 





































































































































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