
選手は奴隷ではない!
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taki
2008年07月16日 23:57 visibility43
今日か昨日か覚えていませんが、
FIFAのブラッダー会長が現在のサッカーの複数年契約を奴隷のようだと発言し、
それに対してクリスティアーノ・ロナウドが賛同してファンに非難を浴びたという記事を
目にしました。
これはあくまでメディアからの情報であり、
本人の口から直接でたのかはわからないので
なんともいえませんけれども、
もし彼らが本当にそう発言したのなら、
彼らの考えは間違いであるといわざるを得ないでしょう。
確かに昔は奴隷的契約に選手が縛られている時代もありました。
たとえばAというスター選手がアーセナルにいたとします。
彼はマンチェスター・ユナイテッドに行きたいと思っても
アーセナルが認めない限り出ることはできませんでした。
たとえ契約の期限が切れたとしてもです。
彼がマンチェスター・ユナイテッドに行くためには
マンチェスター・ユナイテッドがお金を払い、
アーセナルが合意しない限り常にアーセナルに所有され続けます。
いわゆ選手の保有権というものです。
ところが1990年代だったと思いますが
ボスマン判決により契約が切れればどこに移籍しても良いという話に変わりました。
事実上選手は自由を得たわけです。
そして今回クリスティアーノ・ロナウドも契約が切れてしまえば
好きなチームにいける訳です。
そんな自由な奴隷なんているでしょうか?
そして彼が交わした複数年契約は彼
(正式に言うと彼の代理人)と、
チームが互いに合意しあって結んだ
「約束」です。
彼の契約年数が正式に何年だったのかは
わかりませんが、とある数年前に
自分は○年間はマンチェスター・ユナイテッドの選手としてプレーします。
という約束の書にサインをしていたということになります。
だから彼とマンチェスター・ユナイテッドが契約の最後まで
保有されるのは別に何の問題もありません。
むしろ、クリスティアーノ・ロナウドが移籍を望むということは、
自ら結んだ約束を破りたいといっていることなのです。
ただ、今回の件に関してロナウドがこのような発言をするのは
仕方がないかもしれません。
彼はサッカーのプロであり、
契約のプロではないため選手の契約や移籍制度について
知らないという可能性もあるでしょう。
希望すればどこでもいけると思い込んでいたら実際はうまくいかない
現状にいらだっていたのかもしれません。
しかしブラッダーがこんな発言をしているとは正直驚きです。
長年サッカー界に関わっていた人が契約の意味も
わかっていないとは思えません。
まあ、これに関してもメディアが勝手に書いたガセネタかもしれないので
なんともいえませんけどね・・・
いずれにせよクリスティアーノ・ロナウドはレアルに行くのでしょうか?
個人的な意見としては、できることならせめて今年は残って欲しいと思います。
トヨタカップで彼のプレーをみたがっている日本人や
日本テレビのためにも残って欲しいです。
さて、この結末はいかに???
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- 事務局に通報しました。
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