クラシコ

  • taki
    2008年05月04日 01:39 visibility41

Jリーグが誕生する前の日本リーグ時代に名門だったこの2チーム、東京ヴェルディ(元・読売)対横浜F・マリノス(元・日産)が初のJリーグの試合を行った国立で、あのときの歴史を尊重する形で演出されたいわゆる「クラシコ」の観戦に行ってきました。

個人的にはこういった演出は大切なことだと思いますし、チケットによっては記念のデザインチケットやグッズ付きのチケットなどコアなファンが喜びそうな内容はとてもよかったと思います。

スタジアムの外周通路にはかつてのユニフォームやJリーグの始めての試合のチケットや当時のチェアマンの川渕さんが開幕宣言をしたときに読み上げられたと思われる紙などが展示してあったりと歴史を感じられました。

試合開始のときにも当時と同じ演出としてカウントダウンを行ったりとあらゆる工夫をこらして盛り上げていました。

試合をみての感想はやはりフッキの能力はすごいなと思ったことと彼が帰ってきたことはヴェルディにとってものすごく大きいなと改めて感じたことです。全体として組織のプレーでやはりうまくチームとしてできていないなかで彼ら含め前線の外国人の個人技パワーがやはり点をとるために重要なものだと思います。特にJ1からあがってきたばっかりだししっかりと1部に定着するためには彼らの力が必要だと思います。

両チーム合計で5つのゴールが入りました。サッカーというゲームの中でもっとも盛り上がるのはやはりゴールのシーンです。1−0の試合にはもそれなりに面白い部分もあるのですが多くのファンをスタジアムに呼ぶためにはこういった点が多く入る試合をするべきなのかもしれませんね。

日本サッカーを盛り上げるためにはもっと点を取れるサッカーを追及していくべきかもしれません。守備的でなかなか点が入らないイタリアのようなサッカーでは日本では客は呼べない気もします。今日の試合に来てくれた人の多く(マリノスファンはともか)人はサッカーを楽しんでもらえたと思います。

試合後にはヴェルディサポーターの一部の人たちが国立の清掃活動を行っていました。これは結構他のサポーターにも普通にみられる行為ですがこういった活動をするサポーターがいるのはおそらく日本だけではないでしょうか?他の国ではあまりみないと思います。

日本のリーグは世界の競合リーグに比べて資金はないし、選手やサッカーにおいてレベルの低い部分はあるのかもしれません。しかし自らの手でスタジアムもきれいにするという活動を自ら行えるという素晴らしいファンが日本にはいます。こういった部分は世界に誇れるサッカー文化の一つかもしれません。

こういった良い部分は変わらずにこれからも残っていて欲しいと思います。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。