
シルバーウィークの八ヶ岳・編笠山
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kuroamekoaji
2016年09月24日 07:20 visibility110
今年はやたらと雨が多い年のような気がします。
私は年に4回は山歩きをしているのですが、
お盆に計画していた今年の北アルプスは悪天候で中止になりました。
この9月の連休も連日雨ばかり。
それでも、先週10日の土曜日はなんとか天気が持ち、
久しぶりに歩いて来ることができました。
行って来たのは八ヶ岳の南端・編笠山です。
前日の夜に自宅を出発し、途中のPAで車中泊をします。
中央道の小淵沢インターを降りて清里方面へ走ります。
15分ほど走ると観音平入り口という案内が出ているので
舗装された林道をどんどん上って行きます。
10分ほど上った所が登山口の観音平という所でした。
すすき野原の向こうに雲海が広がり、
その上を富士山や南アルプスの山々が聳えています。
何とも神々しい光景・・
右手のピラミダルな山が甲斐駒ヶ岳、やや左手の白っぽい山が北岳
車をおいて出発します。しばらくはクマザサとカラマツの林です。
傾斜もキツくなく、気持ちのいい山道を小一時間進むと「雲海」という場所に到着します。最初の休憩スポット。その名の通り雲海が見え、その先に富士山がありました。
さらに進むと徐々に傾斜がキツくなり始めます。途中ハシゴ場がありましたが、これは無くても通過できるほど危なげない。GWに行った乾徳山に比べれば全くの安全地帯です。
急傾斜をさらに進むと樹林限界を通り過ぎます。ここからはハイマツしかありません。頂上はもうすぐです。
「雲海」を出発してから2時間あまり、編笠山も山頂に到着しました。高曇りながら展望にも恵まれました。
眼下の盆地のはるか遠くに諏訪湖も見えます。
圧巻なのは八ヶ岳の主峰・赤岳や阿弥陀岳の山容です。ゴツゴツとして荒々しい。こういったアルペンチックな山容は日本アルプスや谷川連峰しか思い出せません。
八ヶ岳はその名の通り、主に八つの嶺で出来上がっている山脈なのですが、北から北横岳、天狗岳、硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳、権現岳、編笠山、これらを総称して八ヶ岳というのです(諸説あり)。
広い山頂で30分ほど憩い、下山することにします。元来た道でも良かったのですが、別のルートがあるので、権現岳方面に下ります。
コル(col =稜線上の鞍部)の部分に青年小屋という山小屋があり、そこを目指します。
小屋へ向かう途中はなかなか見事なゴーロ帯です。
下から見るとこんな感じ。まるで人工的に積まれた堤みたい。
八ヶ岳は別名小屋ヶ岳と呼ばれていますが、ここもその1つ。4月から11月まで利用できるそうです。料金は素泊まりで4,800円ほど。
青年小屋から再び出発地点の観音平を目指します。途中怪しげなキノコが生えていました。おそらく毒キノコでしょう。
下山するに連れてどんどん天気が良くなってきました。良くあることですが、何だか悲しい。。。
出発してから休憩も入れて約6時間、元の観音平に戻って来ました。山歩きにしてはやや物足りない行程だったので、このまま帰るのが名残惜しい気もしました。2500m級の山でこんなに危険な場所が少なく快適な所はなかなか無い。次くる時は冬場にしよう。でも、冬場は四駆でなくちゃ登山口まで辿り着けないかな。
所要時間
7:10 観音平 発
8:00 雲海
8:45 押出川
10:00 編笠山山頂 着
10:30 編笠山山頂 発
11:00 青年小屋
12:00 押出川
13:20 観音平 着
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- 事務局に通報しました。
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