☆西高東低


皆さま、ご機嫌いかがでしょうか?
気象予報士の浜名です。
今回は、西高東低についていろいろ勉強してみましょう。






西高東低とは、日本の東に低気圧が位置し、大陸からはシベリア高気圧が張り出して日本付近で等圧線が南北に何本も走っている気圧配置のことを言う。
この気圧配置になると、大陸の高気圧から寒気を伴った北よりの風が日本に吹き込んでくる。大陸上の空気は冷たく乾燥しているが、日本海を通過する際、暖かい海の水が蒸発することで湿った空気となる。この空気が日本の脊梁山脈にぶつかることで雲が発生し、日本海側では天気が悪くなる。逆に太平洋側では、日本海側で水分を落としきった乾燥した冷たい風が吹く。この気圧配置の下では、日本海側で雨や雪、太平洋側では晴天という冬季の典型的な天気分布となる。
西高東低型には、図1のように、里雪型と山雪型がある。里雪型では等圧線が日本海で袋状になり、時には小さな低気圧が発生することもある。小さな低気圧は上空に寒気を伴っていることが多い。そして、北西の季節風は比較的弱く、日本海側の平地で大雪となる恐れが高い。山雪型は、天気予報では「縦じま模様」と表現されるように、等圧線が南北にたって走っており、北西の季節風は強く、山間部で降雪量が多くなる。このような気圧配置は1週間程、強弱を繰り返しながら続く。一般に、本州に等圧線が5本以上走っている冬型は、「強い冬型」と表現されることが多い。

今年に入って、この「西高東低」が初めて現れたのは、元日の花園ラグビー場であった。
桐蔭学園(神奈川)、東福岡(福岡)、常翔学園(大阪第2地区)、佐賀工(佐賀)、京都成章(京都)、御所実(奈良)、国学院栃木(栃木)、東海大仰星(大阪第3地区)がベスト8に進出し、我々東日本の人間にしてみると寒さが徐々に身にしみ始めた。

さらに、1月3日になると、東福岡(福岡)、常翔学園(大阪第2地区)、東海大仰星(大阪第3地区)、御所実(奈良)が残り、我々関東地区の人間にしてみるとこの冬一番の寒さに身を震わせた。

そして迎えた1月7日、福岡に一足早く春が訪れた。
東福岡は、史上5校目となる3連覇を達成(通算4回目の優勝)し、これで国内の公式戦が80戦無敗(79勝1分)となった。
花園においても、引き分け(昨年の桐蔭学園との同時優勝)をはさみ14連勝となった。
花園での通算勝利数は52勝となった。

これで、福岡県勢の優勝回数は8回となり、東京・大阪の16回、秋田・京都の15回に次ぐ回数となった。
せっかくの機会ですので、東京、大阪、秋田、京都の初代表校を見てみましょう。
東京は第1回に全慶応、大阪は第8回に天王寺中と北野中、秋田は第12回に秋田工、京都は第1回に全同志社、京都一商、三高がそれぞれ初代表として大会に出場している。

ここからは、個人的に興味のある東京に絞って見てみたい。
東京の場合、高校野球と同様に高校ラグビー初期の代表校は、慶応(普通部等)か早稲田実業であった。
よ~く見て行くと、第13回大会に名教中が初の代表になっている。

名教中は、1915年(大正4年)渋谷区富ヶ谷に開校しましたが、1955年(昭和30年)経営不振のため東海大学に吸収され、東海大学付属高校として新たに生まれ変わりました。
その後、1975年(昭和50年)年に千葉県浦安市に移転、東海大学付属浦安高校と改称されました。







東海大浦安は、甲子園には春1回、夏2回出場し、通算成績は4勝3敗である。
東海大浦安といえば、2000年(平成12年)夏の甲子園大会準優勝の立役者となった、背番号4の小さなエース浜名投手を思い出される方も多いことでしょう。


決勝戦のマウンドの上
そこにいるのは、背番号4のエース
全ての試合を投げ抜いてきた
その小さなエースは
大きく、大きく、立っている様に見えた

どんなピンチにも
そして強力な相手にも
さらに、自らのヒジの痛みにも
その全てに、真っ向から立ち向かっていった
限界を過ぎても

黄色のグラブ、白い手袋
主将として、エースとして
全力で駆け抜けた夏
その目に、涙はなかった

647球を投げ抜いた
背番号4のエース
その胸に掛けられた
準優勝のメダルが、誇らしげだった

そう、勝ったのは相手チームではなく、君だから






以上、勉強になりましたか?









































































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