☆全国高校馬術選手権大会出場校放浪日記~水戸農業~


先日、一緒にゴルフのラウンドをした競馬好きの馬場さんから、ゴルフ場のやや近くに、広大な敷地の中に手入れの行き届いた馬場のある学校があるから行ってみたらどうですか?と言われますたので、お言葉に甘えて立ち寄ることにすますた。
立ち寄った場所は、茨城県やや北部の首都圏からは100km圏内に位置し、水戸市・ひたちなか市・常陸太田市・常陸大宮市・城里町・東海村に隣接し、JR水郡線の駅を9駅も有し、人口が約5万6千人の那珂市にある茨城県立水戸農業高校である。


水戸農業は、1895年(明治28年)に茨城県中央農事講習所として水戸市に開校され、その後1968年(昭和43年)に現在の那珂市に移転、創立117年という全国の農業高校の中でも指折りの歴史を誇っている。
水戸農業の敷地は実に50haと言うではないか、分かりやすく言うと東京ドーム10個分である。


 


 


その敷地の一角に、馬場さんが言ったとおり、手入れの行き届いた馬場(乗馬センター)があり、馬術部が馬術の練習をしていた。
水戸農業の乗馬センターは、全面積2haを誇る全国でも有数の施設で、県内のほとんどの馬術大会は勿論、高校総体や全国大会の会場にもなったことがある。
馬術部は全国高等学校馬術選手権大会において、団体戦準優勝1回、3位が2回、個人戦優勝1回を誇っている。


 



ラグビー部においては、全国高校ラグビー大会に11度の出場を果たしており、8強進出1回、4強進出1回を誇り、第31回大会(昭和26年)において、都立豊多摩高校と共に関東の公立高校として初となる全国ベスト8入りを成し遂げている。


さらに、相撲部においては、概ね70年の歴史を誇り、元大関である武双山と雅山を輩出している。


 


さて、本題の野球部だが、甲子園出場経験こそないが、創部は1900年(明治33年)と古く、県内では水戸一、土浦一に次ぎ、水海道一、太田一と並ぶ伝統を有している。
夏の予選には、竜ヶ崎中、土浦中、茨城商、下妻中、茨城中、太田中、石岡農、水海道中、水戸中、茨城工、取手農、真壁農に次いで、古河商、湊商と並び1930年(昭和5年)に初参加した。
夏の予選でこれまでに積み重ねた勝ち星は、水戸商の255勝、竜ヶ崎一の209勝、水戸一の153勝、土浦日大の138勝、常総学院の135勝、水戸工134勝、日立一の128勝、土浦三の117勝、下妻一の112勝、鉾田一の111勝、日立工の103勝、取手二の101勝、太田一の101勝、土浦一の94勝、水戸短大付の88勝に次いで、茨城と並ぶ85勝である。


水戸農業が甲子園に一番近づいたのは、1953年(昭和28年)の第6回秋季関東地区高校野球大会において準優勝した時であった。


 


硬式野球部創部から112年、素晴らしい歴史を持つ水戸農業が甲子園の舞台に立つ日は来るのでしょうか?


 


 


以上です。

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