☆高校野球は無死一塁でも当たり前のように送りバントをしてくる。
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鶴丸 深志’
2010年01月16日 13:18 visibility1289
高校野球は、無死一塁で当たり前のように送りバントをしてきます。
ある袋とじの雑誌に、ある年のセ・リーグとパ・リーグの全試合の細かい統計がとられており、送りバントをした場合としない場合の得点確率、平均得点という興味深いデータが載っていますた。
そのデータは以下の通りです。
[無死一塁でバントしない場合]
得点確率40.6% 平均得点0.885点
[無死一塁でバントした場合]
得点確率40.4% 平均得点0.758点
[無死一、二塁でバントしない場合]
得点確立59.0% 平均得点1.433点
[無死一、二塁でバントした場合]
得点確立63.9% 平均得点1.414点
送りバントは1点を確実に取りにいく戦術ですが、統計学的に見ると、「無死一塁の場合」は送りバントをしてもしなくても殆ど変わらないという結論になります。むしろ、打線に勢いをつけるという意味では、打たせた方がいいのかも知れません。
「無死一、二塁の場合」は、得点確立は上がるが、平均得点は下がるという結果です。大量得点を狙うのなら、どんどん打たせた方がいいのかも知れません。
ただ、試合の序盤なのか終盤なのか、得点差、相手投手の出来などで変わってくるとは思いますが。
高校野球で送りバントを使わずにどんどん打たせるという作戦をとった高校といえば、2007年の第79回春のセンバツ大会で優勝を飾った常葉菊川を思い出します。セ○○○事件も思い出しますが(汗)
その大会でバントを使わなかったのは、得点確率や大量得点の理由でなく、「選手が一球一球に集中でき、迷わず打てるから」という単純明快な理由からだそうです。
最後に、受験生の皆様、共通一次試験?は普段通りにやって下さい。
以上です。
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