☆さいたま市民大会観戦記~県立浦和 VS 浦和学院
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鶴丸 深志’
2018年11月17日 14:26 visibility1490
さいたま市民大会(旧浦和市内大会)は、さいたま市、さいたま市野球連盟などが主催する大会である。公式戦ではないが、練習試合を除くと埼玉県内では年内最後の試合となる。
今年から浦和麗明(旧小松原女子)が加わり10校で実施されている。9校を3組に分け、各組1位の3校と2位のうち勝利数、得失点差の多い1校、前年優勝校の計5校が決勝トーナメントに進出する。
予選リーグの結果は、以下の通りである。
※が決勝リーグ進出
【予選リーグAブロック】
1位 浦和実※
2位 浦和東※
3位 浦和商
【予選リーグBブロック】
1位 浦和※
2位 市立浦和
3位 浦和西
【予選リーグCブロック】
1位 浦和麗明※
2位 浦和北
3位 浦和工
前年優勝校 : 浦和学院※
平成最後の秋に、この貴重な大会を観ておきたいと思い、市営浦和球場に向け愛車のレクサスCT200hを走らせた。観戦したかったのは、浦和 対 浦和学院の試合だ。旧制中學マニアとしては、当然ながら浦和の応援だろう。ユニフォームはアイボリーホワイト、胸には漢字で「浦和高」と書かれていた。確認できた限りでは、背番号「24」まで付けた選手がベンチ入りしていた。
浦和といえば、学校創立は県内では不動岡に次ぐ歴史を有し、偏差値74を誇る県内屈指の進学校で、春夏通じて県勢として初めて甲子園で勝利を挙げた伝統校である。
一方の浦和学院は、皆さんご承知の通り、関東三大学院のひとつで、県勢で甲子園勝利数が最も多い全国屈指の強豪校である。スタメン発表の際に出身中学もアナウンスされたが、浦和学院は出身中学も全国ラベルですた( ; ゜Д゜)
試合の方は、浦和が一回表に1点を先制したが、二回裏に浦和学院が2点を返し逆転、その後も1点ずつ加点して、5 - 1 で浦和学院が勝利した。浦和は敗れはしたものの、右腕エースが緩急をうまく使い、浦学打線に大量得点を与えることなく最後まで粘り強く戦った。
この結果、浦和学院は決勝戦へ進出し浦和実との対戦、敗退した浦和は3位決定戦で浦和麗明との対戦が決まった。
参考までに、埼玉の中等學校野球史をひもとくと、明治28年頃から、浦和中(浦和)、熊谷中(熊谷)、粕壁中(春日部)、不動岡中(不動岡)と野球部が創設されていった。しかし、対抗試合はあまり行われていなかった。
夏の予選に初めて参加したのは大正10年の第7回大会関東予選で、浦和中と熊谷中が参加した。しかし、埼玉県勢は良い成績が残せず、大正12年からは暫く予選に参加しなくなった。
大正15年から関東予選が南北に分裂したのを機に北関東予選に参加するようになったが、群馬県勢の壁に阻まれた。昭和になると予選の組み替えで南関東予選に参加することになるが、今度は神奈川県勢の壁に阻まれ、夏の全国大会出場は昭和24年の第31回大会と大きく遅れた。(熊谷が出場)
埼玉県勢が初めて甲子園に出場したのは、予選のない春のセンバツ大会で、昭和6年の第8回大会に出場した川越中(川越)であった。
先ほど少し記述したが、埼玉県勢が甲子園初勝利を挙げたのは春のセンバツ大会で、昭和10年の第12回大会に出場した浦和中であった。
機会があれば、熊谷、川越、不動岡の試合も観戦したい。個人的には、不動岡のユニフォームが好きである。
以上です。
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