
☆花園への道 〜第105回全国高校ラグビー大会埼玉県予選観戦記 慶応志木高校VS鷲宮高校〜
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鶴丸 深志’
2025年09月30日 06:00 visibility137
第105回全国高校ラグビー大会は記念大会として例年より5校多い代表56校となり、過去4大会の予選参加チーム数が多かった、埼玉、千葉、神奈川、愛知、福岡の5県が1枠増えて代表2校になる。
参考までに、過去4大会の予選参加チーム数(合同チームは1でカウント)の合計が50チームを超えた都道府県は、東京187、愛知165、大阪157、福岡139、埼玉134、神奈川117、千葉98、兵庫93、北海道87、京都67、長崎58、茨城55である。10チームに満たなかった県は、山形9、福井9、島根8である。
ちなみに、過去4大会の予選参加校数(合同チームは高校数でカウント)の合計が100校を超えた都道府県は、大阪227、東京259、愛知205、埼玉179、福岡175、神奈川160、兵庫146、千葉139、北海道113である。20校に満たなかった県は、鳥取19、島根16、香川16、佐賀14、高知11、福井10、山形9である。
ラグビーといえば、やはり早慶戦でしょうか?
ラグビーの早慶戦が行われるようになったのは、1922年(大正11年)のことである。
もともと、日本初のラグビーチームを有していたのは慶応大学であった。英国出身の教授の指導を仰ぎ、1899年(明治32年)にラグビーチームが誕生した。
一方の早稲田大学でラグビー部が創部されたのは、1918年(大正7年)。慶応大学に遅れること19年、京都大学、同志社大学に次いで4番目の大学ラグビー部である。その早稲田大学が日本初のラグビー部である慶応大学へ試合を申し入れ、ラグビーの早慶戦が実現する運びとなった。
ラグビーの早慶戦は、毎年11月23日に行われることになっている。これは、両校の首脳陣が気象庁を訪れ、晴れの特異日を調べた結果である。これが伝統となって、毎年同日にラグビー早慶戦(現在は関東大学対抗戦として)が開催されている。
花園代表校が1枠増となった5県の中で、早慶両方の付属高校の試合が観戦できるのが埼玉である。
その埼玉では全国高校ラグビー大会の予選が始まっている。近年の埼玉予選は群雄割拠の様相を呈しており、早慶の付属高校がそれぞれ準々決勝に進出した。
早速、準々決勝が行われる熊谷ラグビー場Cグランドに向け、セカンドカーとして納車されたばかりのレクサスLBX“Elegant”を走らせた。
観戦したかったのは、慶応志木である。慶応志木の試合を観るのは今回が初めてだ。
慶応義塾志木高校は埼玉県志木市に所在し、1948年(昭和23年)に慶応義塾農業高等学校として創設された。
試合の方は、黒のジャージー鷲宮を相手に、前半は試合を優位に進め 35 - 7 で折り返した。後半に入ると鷲宮の公立魂に押され 5 - 7 となったものの、40 - 14 で勝利し、花園初出場に向けまた一歩前進した。
準決勝は埼玉県勢最多の花園出場23回を誇る強豪、熊谷工業との対戦が決まった。
慶応ラグビーのシンボル、黒黄ジャージー慶応志木の活躍に期待したい。
以上です。
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