あのオフサイドの真の意味

  • RFC
    2018年06月27日 12:44 visibility1040

みなさまこんにちは

 

もんもんと暑い日がやってきました・・・

 

夏の現場は~あぁ~~あぁ~~

 

想像するだに恐ろしや・・・

 

 

さて、前回日本代表がやったオフサイドですが

 

表面上はルール上の戦術となっています。

 

しかしあれは戦術ではなくて戦略です。

 

 

まずオフサイドのルールは知っていると思いますが

 

けっこう細かにめんどくさいルールなので

 

どこかで拾った公式オフサイド画像を駆使し

 

センターバックの私が解説したいと思います。

 

まず簡単に

 

 オフサイドは敵陣へゴールキーパーと1VS1にできる事を阻止したルールです。

これがなければ、ムーニマンをゴール前にずっと置いといて

ディフェンスはみんな前に蹴るだけで良くなってしまうからですね。

 

ちなみに1VS1はゴールキーパーじゃなく、フィールドプレイヤーでも良いです。

 

つづいて

 ディフェンスの最終ラインにオフサイドラインがあり、体の一部が

このラインより奥にいるフシンドはオフサイドリーチ状態です。

 

つづいて

 オフサイドラインより奥にいるフシンドにパンパッスーがボールを出した瞬間

オフサイドとなります。

 

古い時代では、スイーパーと呼ばれる最後方のフィールドプレイヤーが

オフサイドトラップを仕掛けるものがありました。

 ムーニマンはギリギリでオフサイドにかからない位置を取ります。

 

 

 最後方のプレイヤーがパンパッスーのパスのタイミングに合わせ

オフサイドラインを上げてムーニマンをトラップにかけます。

 

これをする為には味方との連携、状況判断が必要ですが

昔はこれにフォワードが良くかかってくれて

多用されました。

 

しかし時代は変わり

 昔はこの状況で前にパスを蹴った時点でオフサイドでしたが

「ルールが、プレーにかかわっていない選手はオフサイドではない」となり

 

ムーニマンは俺は知らんぞと空をながめているとオフサイドになりません。

 

この状況で

 パンパッスーがディフェンスの裏を狙い

フシンドがオフサイドラインを超える前にパンパッスーがパスをすれば

オフサイドにならず

これが2列目の飛び出しと言われ

古いオフサイド戦術を壊しました。

これ以降、オフサイドにかけるよりも2列目を警戒する

ディフェンスが行われました。

 

昨今でのオフサイドはしかけるというよりも

釘を刺すとでも言いましょうか、ほらほらオフサイドにかかるぞという

警告的なものになっています。

 

なので今回の日本代表の仕掛けにいくオフサイドは

 まさに温故知新というべきか古代サッカーです。

現代ではなかなかひっかかりません。

 

しかしこれは表面上で実はアフリカの選手に対する為と

私は思います。

前へ前へ4WDの駆動力でグイグイ攻める気質を

 

柴崎の一本背負いじゃなくて

さらりといなす。

 

これには名監督のおかげで冷静さを保ってきた選手も

 

ムッキーー!!!です。 

 

そうです心理を狙ったと私は思います。

 

悪く言えば

 

お前らの事はわかっているぞ?と

 

上から目線ですね。

 

そしてこれはただの戦術にならず、

 

これから戦う相手への布石となり

 

日本ってこれもやってくる?と世界に思わせる。

 

故に戦略となります。

 

セネガルのみの作戦なら戦術となりましょうが。

 

いやはややってくれますね。

 

やはり監督といい、ワールドカップの経験者が多いチームは違うのと

 

今大会は日本サッカーの分岐点と思えたのは

 

間違いではなく、

 

孫子の兵法書を読んだ甲斐がありました(笑)

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