春季大会放浪記~静岡・浜松商

  • 仲本
    2015年05月14日 06:03 visibility157

前回の日記で決勝戦のスコアを書き忘れていた。


静岡 12-3 東海大翔洋

決勝戦の前に三位決定戦が行われた。春の東海大会には決勝に進んだ2校が出場する。ということは、あえてやることもないように思うが、夏のシード順にかかわってくるのかもしれない。さすがに朝10時の試合開始に大阪から駆けつけるのはつらいが、11時過ぎにつけば試合終盤くらいは見られるだろう。
































浜松商業。甲子園初出場は昭和25年という戦後派だが、春の選抜で優勝して球史に名を刻む。静岡の高校野球を語るにははずせない学校だ。この春の県大会は4-2、1-0、2-0とロースコアで競り勝ってきているあたり、いかにも伝統校らしい。準決勝で東海大翔洋に2-6で敗れて三位決定戦に回る。藤枝明誠(以下、明誠と略記)との対戦となった。

球場に到着してみるとネット裏にはそこそこお客さんが入っていた。席に落ち着く間もなく、明誠が満塁のチャンスから2点を取った。スコアボードを見ると6回の表、2-2の同点だ。

追いついた明誠は、その裏の頭から一塁手をリリーフに起用する。スピードガン表示では直球は135km/h前後出ているようだ。結果的にこの継投が浜松商の勢いを止めることになった。

初めての球場できょろきょろしているうちに試合は進み、早くも9回の攻防となった。明誠は走者を出すもあと一本が出なかった。浜松商も決め手を欠いて延長に入る。
























(ピンチを脱した浜松商。個人的にはユニフォームと帽子の白の印象が強い)

10回は両軍無得点。11回の表、明誠は先頭打者がショートゴロの送球エラーで一塁に生きた。ファーストストライクできっちりバントを決めて一死2塁。ここで次の打者が一塁手の頭上をライナーで破るタイムリー二塁打を放ち、1点勝ち越し。

その裏浜松商は一死から連打で1、2塁のチャンスを作るが、続く打者が外角直球を見逃し三振。最後の打者も平凡なライトフライに倒れて試合終了。浜松商はヒット14本で2点。見られなかった前半5回ですでに8本のヒットが出ていたから、かなり押していたのだろう。とれるべきときにとれなかったのが後々響いた。



















試合終了。スコアボードは10回でリセットされる形式だった。延長に入った時に特にアナウンスもなかったから、静岡の春はタイブレークを採用していないと思われる。

この日はそのあとの決勝とで1試合半を観戦した。試合が終わると観光するには中途半端で、むしろまっすぐ大阪に戻ってもいいような時間になったが、静岡で泊りとする。












ここまで来て、翌日の試合を見ないで帰るわけにもいかないだろう。









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