春季大会放浪記~静岡・決勝

  • 仲本
    2015年05月10日 21:20 visibility151
さて、静岡に行くと決めれば対戦カードが気になるところ。 













うーん、やっぱりこうなってしまったか。



静岡は春の甲子園で見ているし、特集本が出るしでちょっとした波が来ており、あえて今ここで見なくても…、と思わないでもない。対するは東海大翔洋。東海大一と東海大工が統合されて名前が新しくなった。ユニフォームは東海大系列のおなじみの縦じま。秋の東海大会を制し、選抜もベスト8まで進んだ静岡をどれだけ脅かせるか、というところが見どころになる。



東海大翔洋の先発右腕・勝又投手は初回先頭打者を四球で出すが、盗塁失敗などもあってツーアウト。しかし静岡の3番にライト線を痛烈に破る三塁打を浴びる。この回はゼロに切り抜けるが、クリーンアップはいずれも大きなあたりを飛ばした。翔洋はその裏、先頭がヒット。その後二死3塁から4番打者が左中間を破る二塁打で先制。四球を挟んで6番打者がこれも左中間を破る二塁打でこの回計3点。静岡が追う展開になってゲームとしては面白くなった。



静岡は打順が一回りして4回の攻撃。この回先頭の2番が凡退した後、

3番 センター前へゴロで抜くヒット

4番 センター右にライナー性のヒット、一塁走者3塁へ。

5番 一塁走者スタート、かまわず打ってセンターオーバーの二塁打。2-3。

さすがにクリーンアップはよく打つなあと思って眺めていると、6番の左打者がジャストミート。

これがライトスタンド中段へ飛び込む逆転の2ランホームランになった。



さらに静岡の攻撃は続く。7番凡退の後、

8番 センター前ヒット

9番 左中間を低いライナーで抜く二塁打。5-3。

1番 レフト線に流し打って二塁打。6-3。

2番 レフト前へ痛烈なライナー性のヒット。

レフトバックホームに二塁走者は3塁ストップ、打者走者は送球間に2塁へ。

3番 一、二塁間をゴロで破って二者生還。8-3。打者走者は2塁を狙ってタッチアウト。



この回9安打を集中して一挙8点の猛攻。ヒットになった打球はみな強い当たりだった。

なんというか、見てるこっちの心が折れる。















(静岡・高橋投手。3年生だが、公式戦は初先発だったという)
初回に幸先よく3点を取った翔洋だが、2回に二塁に走者をおいてライナー併殺でチャンスをつぶすとその後は打線が沈黙。9回は代打4人を送って塁上をにぎわすも得点ならず。静岡の背番号20番・左腕の高橋投手にやすやすと完投を許してしまった(静岡大会のベンチ入りは20人)。


決勝戦でこの調子だと、夏の代表の座も静岡が大本命だといわざるをえない。はたして県内でこの打線を抑え込むチームが現れるのだろうか?



 



 



(一塁側かなり外野よりからバックネット方向を見たところ。結構大きな屋根がある。グラウンドはセンター122m、両翼100mとのこと)

 








(ちょっとこれではわかりにくいが、個別座席の部分は一塁側・三塁側のファウルグラウンドにせり出している。現代風の改装というべきか。6月にはセ・リーグ公式戦も行われる予定。)


















































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