藤井寺散歩その３（完)

さて、町の名前の由来である葛井寺（ふじいでら）では、藤の花が盛りでした。寺の字面からすれば、もともとは藤とは関係なかったのかもしれませんが、今は藤が名物です。

再び球場跡。ちょこんとモニュメントが建っています。制作は近畿日本鉄道だそうです。かつてここに球場があり、プロ野球の球団が本拠を置いていたことが簡単に記してありました。モニュメントの名称は「白球の夢」。もはや歓声が響くことがなくなった場所に立つのはどこか皮肉な気もします。

藤見物帰りでしょうか、時折足を止めて碑文を読んだり写真を撮ったりする人がいました。