意外に盛りだくさん~兵庫大会

  • 仲本
    2022年07月10日 22:03 visibility292

 

この日訪れたのはG7スタジアム神戸(神戸市総合運動公園サブ球場)でした。

メインスタジアムと同じ、神戸市地下鉄の総合運動公園駅から徒歩で行けますが、改札を出てからは逆方向になります。初めてだったので少々不安でしたが、基本は球場そばまで一本道です。

 

入場料はコロナ対策もあって大人900円。半券を自分でちぎって箱に入れるシステムでした。検温装置もありました。学校応援席(一塁側・三塁側スタンド)は事前に名簿を提出する必要があり、一般客とは区分されているようでした。スタンドが小さいのもありますが、それなりに入っているな、という印象でした。

 

第二試合・尼崎工-明石南の試合は2-0で尼崎工がリードしていました。

追いかける明石南は6回、二塁打を皮切りに幸運な当たりも続いて一死満塁のチャンスを迎えます。

ここで明石南はスクイズを敢行。尼崎工守備陣はこれを1-2-3の併殺でしのぎます。

 

終盤に入ってもなお劣勢の明石南、給水込みのイニング間にマネージャーさんらしき女子がやってきて、一般席に座っていた女子たちに「あっちで応援して」と声を掛けます。きっと顔見知りなのでしょう。球場が神戸の西の方にあるので、明石からはわりと近いといえます。10人ほど、応援席のほうに合流していきました。このあたりはあまりやかましくないのでしょうね。

それよりなにより「きゃー○○ちゃーん見に来たのー?」と女子同士かるーくハグしてるのを目の当たりにして尊さを感じました(二次的な意味で)。若いっていいっすね…、

応援に加勢を得たものの、その後の明石南の反撃は1点止まり。2-1で尼崎工が逃げ切りました。

胸に「MEINAN」の明石南高校、実は夏の甲子園に一度出場しています。その年の兵庫大会は「波乱の夏」だったとか。

 

第三試合は小野-川西明峰の試合でした。

 

 

こちらが小野高校。試合前のノック終了時です。ユニフォームはもう少し黄色味が強いかと思ったのですが、この画像だけを見るとそうでもないですね。野球部も上位に食い込む年がありますが、ここは放送部に実力があり、甲子園の開・閉会式で司会を担当する生徒さんを出すこともしばしば。ある意味、甲子園常連校なのです。

 

 

こちらは川西明峰高校、試合前の円陣の様子。胸に大きく「明峰」、同じ「めいほう」である大分の明豊高校にどことなく雰囲気が似ているような気がします。春の甲子園にも一度出場経験がありますが、なんといっても名捕手・古田敦也の出身校として記憶されている方が多いでしょう。

 

小野も川西も神戸三宮まで電車で約1時間、時間帯もあって一般席・応援席とも少し人が減りました。

 

試合は1回表から動きます。小野は敵失から始まって一死1,3塁。ここで4番打者がセンターオーバーの大三塁打、5番もセンター前に落ちるタイムリーで3点を先制します。

小野の先発左腕は1回から3回まで明峰打線を三者凡退に片づけました。

小野は4回も三連打で満塁のチャンスを作りますが、明峰はなんとか踏ん張って無得点。ピンチのあとにチャンスありの格言通り、明峰は初ヒットから作ったチャンスで1点を返します。

 

前半5回を終わって3-1、終盤に向けて展開が気になるところですが、残念ながらこの日は時間切れ。諸事情あってあまり家を空けられなくなったので、球場観戦も以前のようにはいきません。

 

この日はもともと2試合の予定が、悪天候で順延となった試合が第1試合に組み込まれていました。灘高が10何年ぶりに夏の大会で勝ったそうですが…、さすがに現地9時集合はいろいろときついです。

 

 

最後に、一部マニア向けの話題を。

小野高校の校旗です。そう、ここの校章はトンボをデザインしたものなのです。

初めて見たときはなんだこれって思いましたよ。ユニフォームの袖にもよく見ればついています。

兵庫県立小野中学校として明治35年に創立。堂々の伝統校なのでした。

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