草津vs湘南@正田スタ



 ポイントは割愛します。



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<草津前半>



 フォーメーションは4-4-2。契約上出場不可の古林に代わり佐田が右SBに。DFは有薗が御厨とコンビを組む。また、後藤がベンチ入りせず、小林とリンコンがスタメンに。



   リンコン アレックス



熊林       小林



      櫻田 松下 

田中 御厨 有薗 佐田



       北



 開始からチャンスはほぼ皆無に等しかったと言えるが、ピンチも問題なく対応できており、拮抗した試合が続くものだと予想した矢先、試合が動いた。



21分、松下のセンターサークル付近から狙い澄ましたロングシュートを湘南GKがファンブル、こぼれたボールがそのままゴール吸い込まれた。10分以降お互いシュートを放つ場面がなくスキが生まれたのかもしれないが、ゴールへの積極性とピッチコンディションを利用した見事なゴールだった。



 前半を通じ攻め込まれる時間は長かったが、サイドからのクロスを跳ね返すことでチャンスを作らせず、DFラインの裏についてもうまくカバーリングができていたから守備は前節同様機能していたと言える。怖いのは後半のセットプレー。前半はファウルも与えず、流れの中での守備対応に追われたが、湘南には石神という精度の高いレフティーがいる。雨でピッチが滑りやすくなっており、ボールの威力が増すため要注意だ。集中を最後まで切らさず戦えるか。



 



<湘南前半>



 システムは4-4-2。前節の愛媛戦と変わった点は坂本→石神。ベンチにはアジエル、田原が控えており、後半途中から投入がありそうだ。



   高山 佐々木



石神       菊池



      ハン 永木 

山口 遠藤 大井 臼井



      西部



 お互い雨を意識してか横より縦へのパスが多く、中盤を省略化した攻撃が序盤は見られた。湘南はプラスしてサイド攻撃を起点に、積極的に前に出て草津ゴールを襲った。5分、10分と立て続けに遠い位置からシュートを放っている。縦への推進力は草津を上回り、草津の攻守の切り替えの部分を狙った形だ。



 魔の時間となったのは21分。センターサークル付近で草津の選手が放ったロングシュート。西部の足下で弾む難しいボールをファンブルしてしまい、そのままゴールへ。失点するまで守備に問題はなかっただけに、思わぬ形で失点を許してしまった。



内容はほぼ互角。寧ろ湘南が押していた気もするが、両サイドを起点とした攻撃が、相手陣内まで持ち込めるが中央で跳ね返されるシーンが多く、単調になりすぎていた。失点は事故みたいなものとして、切り替えて後半に望みたい。十分にチャンスはあるはずだ。



 



 



<草津後半>



 HTでのシステム変更や選手の交代などはなし。



 50分に草津に追加点を奪うビッグチャンスが。右サイドでアレックスが上げたクロスに小林、こぼれ球をリンコンが合わせるがいずれも湘南GKの好守に阻止されてしまった(3度セーブされた)。



決めていれば・・・と思ってしまうが、その後も決して無理をせず、1点のリードを大事にしながら自分たちのリズムでパスを回し、機会を伺う。66分にはアレックスと熊林のコンビネーションでGKを交わすが、今度はDFに阻まれるなど追加点を奪えない。



 1-0の時間が続くと、いい流れだけに選手交代のタイミングも難しい。湘南はアジエル、ファン、田原と攻撃的な選手が次々とピッチに入り「攻める湘南、耐える草津」という構図に。最後まで集中し、守り切れるかが勝負の分かれ目になりそうだ。



 最初の交代は86分、有薗→柳川。すぐにリンコン→萬代。クローザー&前線で汗かき役といったところか。このタイミングで守備の選手を交代させることはリスクを伴うが、結果としては0に抑えたのだから良しといったところ。



願ってもない形で生まれた先制点を最後まで死守し、18本のシュートを浴びながらも無失点に抑えたのは寄せの早さと球際で強さを発揮した守備陣の頑張り以外にない。チーム一丸となって掴んだ勝利、この戦いを忘れないでほしい。そして90分を通じて安定したパフォーマンス、これが今の草津に一番必要なものかもしれない。



 リンコンはポスト役として十分に機能したと思う。決定機を外したのは残念だが、彼がタメを作ることで小林が前へ抜け出ることができ、チャンスメイクできていた。



最後に好守で絶大な存在感を示した松下の奮闘を追筆しておく。間違いなく今日のヒーローは彼だった。



 



<湘南後半>



 草津同様HTで変更などはなかった。



前半と変わらずサイドを起点とした戦い方で草津ゴールを狙ってきた。55分に右サイドの臼井が永木とのワンツーからシュートを打つが、惜しくも右に逸れてしまう。まずは1点を奪って主導権を取り戻したいが、その1点が遠い。すると61分に高山に代え早くもアジエルを投入。佐々木が1トップとなり、5-1-3-1に(下記、ハンは永木とコンビかもしれない)。



    
     佐々木



石神   アジエル  菊池



            永木 

山口 遠藤 大井 ハン 臼井



        
 西部



中盤と守備に人数を割いて、サイド攻撃からカウンターへシフトチェンジをした。直後の68分には早速カウンターから菊池が草津GKと1vs1になるが、DF2人に寄せられてしまう。70分にはファンが初出場。アジエルが右に、菊池が左、ファンが中央に入り攻撃に厚みを持たせ、かなり前掛かりに。この後は湘南のワンサイドゲームに。個々で決定的な仕事ができる選手が多いだけに、連動した縦への動きとテンポアップしたスピードで得点を奪いに行くが、なぜかこの日の湘南には1点が遠い。79分には田原が入り高さも加わったが、運にも見放された格好に。



 途中で戦術を変えたものの奏功せず、不運な形で失った1点が最後まで響いてしまった。悪い流れを引き摺ったまま黒星を重ねたチームに待っていたのはサポーターのブーイング。終盤は怒涛の攻めを見せたが、ゴールに結びつかなければ意味がない。決定力不足と同時にストライカー不在という課題が改めて浮き彫りに。暗雲が立ち込めたまま次節、ホームで北九州を迎え討つ。



 



試合満足度:3点(5点満点)



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