
栃木vs熊本@グリスタ
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稲葉孝大
2011年09月27日 20:57 visibility31
間違いなどありましたらご意見などお願いいたします。
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<栃木前半>
4-4-2のシステム。GKに柴崎が9試合ぶりにスタメンとなった他、右SBに赤井、右のハーフには五輪代表から戻ってきた水沼が入った。
チェ ロボ
河原
水沼
高木 西澤
堤 大和田 大久保
赤井
柴崎
前半からチャンスは作れており、シュートも放てている。決して連敗中のチームの姿には見えなかった前半。最後の詰めの部分は熊本のDFの寄せの早さや、南の好守に阻まれ得点できなかった。決定力の無さは今の流れの悪さを表しているのかもしれない。
開始1分にいきなりチャンスが訪れる。左CKのこぼれ球をロボが狙うが、南が阻止し先制ならず。このプレーを見て栃木サポーターは「今日こそ勝利を」と期待を強めたはずだ。
23分、大久保の左サイドからのロングスローから河原が右足を振り抜くが、シュートはゴールの枠を捉えきれず。河原の積極的な姿勢には勝利への思いを感じた。
前半最大の見せ場は37分、カウンターから左サイドを疾走した水沼のクロスに、フリーで待っていたロボが頭でゴールを狙うが、またも南が立ちはだかった。これは南を褒めるしかないかもしれないが、今までなら入ってた・・・とも考えてしまった。
セットプレーであまりチャンスがなかったことや、戻りが早い熊本のDFに対抗するためには速攻をもっと効率的に行う必要がある。後半もこの流れを継続すればきっと得点は生まれるはずだ。
<熊本前半>
4-3-3のシステムを前節勝利した鳥取戦同様に採用してきた。武富、筑城が外れ、原田とファビオが先発に。
ソン
大迫 ファビオ
片山 吉井
エジミウソン
原田 菅沼 廣井 市村
南
入り方は栃木と同じく熊本も悪くなかった。アウェイということに加え相手も負けられないため前に出てきたためか、20分過ぎから予想通りの守備に回る時間が長くなった。ピンチも何度かあったが、栃木に与えた決定機は37分のロボのヘディングのみ。栃木の速攻やロングボールにもDFは集中を切らさず、慌てずに対応ができていた。未然にピンチを防いでいたことが前半無失点の要因だろう。
攻撃についてはセカンドボールを拾い中盤で優位に立とうとするが、前に出てくる両サイドハーフの動きもあり、思うように攻められず。前線で張るソンにボールを集める、或いはファビオ、片山が抜け出た裏にフィードを蹴り込むというシンプルなものに終始。若干単調になりすぎているのは気がかりだが、まずは守備が第一だ。
<栃木後半>
前半同様後半開始直後にもチャンスが。47分に右サイドからのクロスをロボが落として、PA付近で走り込んだチェが倒されFKを得る。一瞬PKか!?とも思ったが僅かに外。だが、このFKを蹴った高木の蹴ったボールはクロスバーを超えていった。
68分に入江が左SBに入り、チャンスメイク。左サイドから攻撃は明らかに厚みを増したが、1点が遠い。終了間際にはパワープレーを敢行し、何振り構わず得点を奪いに行く。アディッショナルタイムに高木のクロスに大和田が合わせるが、またも南が弾き返し無情の笛が鳴った。
後半最初のチャンスが明暗を分けたが、勝ち点を積み重ねていた時期と何ら変わらない試合。だけど結果が出ないのだから辛い。技術に差はないだけに、精神的なものかもしれない。幾度か決定機もあったし、結果は出ていないが内容自体は決して悪いものではなかった。
しかし、簡単につなぐ場面で雑になりボールを失ったり、セットプレーが簡単に流れたり、意思疎通の乱れ。攻守の組み立ての部分に僅かなズレがあるように見えた。小さいものだが、今の栃木には大きなズレだ。想像以上にナイーブにならず、気持ちを切り替えて次戦に望んでほしい。
ただ自信をなくしつつあるのは事実。岐阜相手に勝てないようだと、まだまだ試練は続きそうだ。
<熊本後半>
後半のスタートはいきなりピンチから始まった。47分にDFラインを崩され市村がPA付近で飛び込んできたチェのシュートを阻止。これが警告となり、PA僅かに外でFKを与えてしまった。このFKは枠を外れ相手に助けられたが、凌いだ後にチャンスが。
「いい守備からのいい攻撃」この言葉を見事に体現した形になった50分。右サイドのスローインから始まりPA内で片山が強引シュート。DFに当たったこぼれ球がゴール前に転がり、大迫が柴崎の股間を抜いて先制。
後半最初のチャンスを決めた熊本。1点をリードしてからは、リスクを負わない現実的なサッカーを披露。1トップのソン(長沢)を前線に残して全員がリトリート、典型的なアウェイの戦い方に。中盤の選手も引いたことでDFラインは5バック或いは6バックになり、1トップもカウンターからあわよくば追加点というより、ボールを追い回すチェイシングの役割に近かった。
どんな形であれ守り切って勝ち点3を奪う。高木監督の1点を死守する姿勢は、意図が明確で選手もプレーしやすいだろう。最後までホームチームにゴールを許さず1点を守り切り試合をクローズさせた。ゲームプランをしたたかに最後まで遂行し、1点差で逃げ切ったのはDFの粘り勝ちということと南の好守なしには語れない。勝ち点3を取ったことは称賛に値するし、アウェイで連勝、さらには2試合連続無失点である。熊本がJ2の残り試合で波乱を起こさせる可能性は十分だ。
試合満足度:3点(5点満点)
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- 事務局に通報しました。

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