栃木vs徳島@グリスタ



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<栃木前半>



 4-4-2。前節の鳥取戦からの変更は中盤の底に水沼が入ったのみで、珍しく大きな変更はなかった。



     チェ ロボ



河原        
杉本



    水沼  本橋 

那須川 大久保渡部 赤井



       
柴崎



前半だけでも何度も決定機を掴み、いつ先制してもおかしくなかったが、得点は0。最初の決定機は18分。右サイドでキープしたロボ→河原→本橋→那須川とサイドチェンジ。那須川が中央へシュート気味の早いボールを送ると、ダイレクトでチェが合わせたがクロスバーを叩き先制ならず。



失点直後の28分にも水沼が相手DFの裏へ出したパスに河原が1vs1になるが、GKの右足に当たってしまう。35分には水沼のミドルがまたもクロスバーを叩き、37分の水沼のFKもGKに阻止されてしまった。



 ざっと4回チャンスを挙げたが、どれも点が入ってもおかしくなかった。



徳島がポゼッションをしていたためか、栃木はカウンターをベースに手数を掛けずに素早く縦に仕掛けるが、これが見事にハマっていた。さらに前半半ばからDFラインを高くし中盤を押し上げてから攻撃にリズムが生まれたのだが・・・。



どれだけシュートを放ってもチャンスを掴んでも入らない。逆に一瞬のスキから失点してしまうなど、まるで9月以降の調子を落としていた嫌な時の流れに似ている内容だった。



 



<徳島前半>



 4-4-2。栃木と同じだが、前節の累積警告により3選手が出場停止(柿内、ペ、三木)。代わりに衛藤、島村、橋内が入った。



   津田 佐藤



徳重       衛藤



     斉藤 倉貫



西嶋 橋内 エリゼウ 島村



      



 開始直後、徳島にハプニングが襲う。相手が突破するスペースを消しうまく体を入れ、ボールを奪った際に足を負傷。自ら歩いてピッチを去り、開始6分で交代を余儀なくされる。代わりに入ったのが石川。地元鳴門高校卒で3年目を迎えるが、思わぬ形でいきなりのJデビューとなった(島村がCBに、石川は右SBに)。



 エリゼウが去ってから流れが変わり前半はほぼ栃木の時間に。2度クロスバーに救われた他にもオのファインセーブがなければ危なかった。それでも徳島のDFは決して慌てることなく、素早いチェックと対人の強さでゴールラインを割らせず。また、選手間の距離感をうまくキープすることでセカンドボールを拾えていたことも大きかった。



 この試合唯一とも呼べる決定機は26分。倉貫が左サイドの裏を突いて徳重にパス。ダイレクトで徳重がグラウンダーを折り返すと、津田が中央でスルー。フリーで中央に走り込んでいた倉貫が放ったシュートはDFに当たるが、こぼれ球に相手GKより素早く反応した津田が押し込んだ。



 



 



<栃木後半>



 前半からの変更はなし。



 リードしたからか徳島があまり前に出てこなくなったため、ポゼッションもできるようになったが、嫌な流れは変わらない。寧ろ相手がラインを下げて中央を固めてしまったために、攻め手を欠く展開になってしまう。



 廣瀬、サビアといった攻撃的な選手を早い時間から投入するが状況は打開できず。終了間際にパワープレーを仕掛けたかったが、肝心な時間帯で尽くセカンドボールを拾われうまくコントロールされてしまい試合終了。シュートは徳島のおよそ3倍の20本放ったがゴールネットを最後まで揺らせず、歓声も響かなかった。



これで今季の栃木のJ1昇格の可能性は完全に消えてしまった。それでも失速するまでの戦いは嘘ではない。個々がレベルアップし、アタッキングサードの精度を高めていけばJ1への道は今季より可能性が出てくるはずだ。



 



<徳島後半>



 栃木同様に変更はなし。



 1点リードしたことでポゼッションからカウンターに戦い方をシフト。後半の決定機も90分の徳重のシュートぐらいだろうか。多少中途半端になったが、殆どの時間を引いて1点を死守する作戦だったのだろう。うまく時間を使っていた。特に終了間際の苦しい時間帯で、ボールを支配し最後の望みを絶ち栃木に攻めさせなかった。90分を通して徳島の試合巧者ぶりが光った。



 90分を通じ斉藤と倉貫のWボランチがうまくバランスを保って栃木に突破を許さなかった。倉貫が比較的前に出ていくことが多かったが、斉藤が引いて中央を絞って反撃をさせず。また衛藤、島村、橋内、石川といった選手たちが奮闘し選手層の厚さを見せつけたのも勝因だろう。石川は警告を取られたプレーは不運だったが、思い切ったプレーを披露したことは自信になるだろう。



 J1へ向けてラストスパートが始まった。



 



試合満足度:3点(5点満点)



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