デスポルチ ボアビスタKI PRO1
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しゅう太郎
2020年11月21日 16:12 visibility5834
デスポルチの「PRO」シリーズの新モデル、
ボアビスタKI PRO1を入手しましたので
早速考察していきたいと思います。
『ボアビスタKI PRO1』
サイズ展開は22.5cm~28.5cm
【アッパー素材】
アッパー前足部にはしなやかなカンガルーレザーを採用。
デスポルチのカンガルーレザーといえば変わらないこの質感。
中足部は人工皮革+メッシュ。
【ライニング素材】
シュータン裏や踵周りには伸縮性のある
ディンプル調のニットライニングを採用。
個人的にはこのニットという表現にあまりピンときていないのですが、
触った質感はやや滑りにくい人工皮革のライニングという印象です。
従来の起毛のスウェードライニングに比べて汗を吸いにくいのが特徴です。
足馴染みも良く、スウェード程の食い付きが無いため靴擦れのリスクを軽減させています。
【ヒールカップ】
従来モデルよりヒールカップの素材強度を約30%UPする事で安定性を向上させています。
PROモデルのヒールカップはやはり強固さを感じます!
カンピーナスJP PRO1でも履きおろし時には靴擦れを起こしてしまいました。
2回目以降は全く問題ありませんでしたが。
購入を検討されている方はこの辺りも気にしての試着をオススメします。
このヒールカップに従来のスウェードライニングの組み合わせだと高確率で靴擦れを起こしそうです。
あえて滑り止め効果がマイルドな素材を用いる事でバランスを保っています。
【中底】
中底には緩衝材のNanNexを搭載。
高発泡のシリコンフォームで、温度依存せず
圧縮に対しても高い復元性を発揮するのが特徴。
クッション性も抜群です。
従来のオレンジ色のPORONは冬の時期等の低温時には硬くなり、中が温まるまで足馴染みが遅い印象でした。
低温でない時に着用してプレーしていても
「うーん、何かちょっと硬いかなぁ」と感じています。
既にカンピーナスJP PRO1でNanNexを試していますが全モデルにこれを採用して欲しい程に気に入っています。
何といっても足馴染みが良いです。
足裏感と衝撃吸収のバランスが絶妙です。
【インソール】
デスポルチおなじみのカップインソール。
表面の人工スウェードが足のブレを軽減。
トゥー部に反発材、ヒール部に緩衝材が付いています。
プロフェッショナル仕様では黒色のヒールの緩衝材もNanNexなのがポイント。
薄くてかつ表面が起毛素材のインソールを探している方にはこのカップインソールをオススメしたいです。
上の画像の左側が今回のボアビスタKI PRO1に
搭載のインソールなのですが、これまでのものとスウェードの質感が違う事に気が付きました。
従来のインソールに比べて表面素材の色がやや白っぽくなっていますが、より滑り止め効果の高い素材になった様に感じます。
※カンピーナスJP PRO1はこのタイプのスウェードでなく、従来のタイプでした。
この辺りは実際に使用して体感してみようと思います!
【アウトソール】
リオソールです。競技向けのカーブラスト。
現行モデルではボアビスタやテッサライトに採用されています。
外側に丸みを付けた形状にする事で
ダッシュやランニング動作をよりスムーズに。
カンピーナスやサンルイスに搭載のストレートラストのソールに比べて、
こちらの細かく変形しやすい溝のパターンの方がフロアに食い付いてよりグリップする様に感じます。
あくまで私の感覚ですが。
全方向への動きやすさ、グリップ性を重視するならカーブラスト。
フラットな形状のソールが生み出すあの足裏感を取るならストレートラスト。
その日の気分で私はデスポルチのシューズを履き分ける事が多いです。
【サイズ感】
いつも通りの25.5cmをチョイスしました。
特にサイズを変更する必要はないかと思います。
【重量】
25.5cm片足で235g。
同サイズのボアビスタKI2と比べて
7g程軽量化されていますが、
プレーに影響が出る程の変化では無いと思います。
しっかりと履き込んでから
レビュー記事の作成に移りたいと思います。
ではまた後日!!
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