野球場の変化(3) 紀三井寺球場

  • Mr.black
    2014年12月09日 18:58 visibility2148

前回に引き続き今回もメンバーさん(マイヤキューさん)にご協力を仰いでのレポートです。

和歌山のメイン球場は「紀三井寺球場」。高校野球の夏の県大会はここ一箇所で開催されます。また、春秋の近畿大会を和歌山で開催する時も通常は紀三井寺が会場となります。



ここに初めて行ったのは「野球SNS」に出会う約一年前。2006年11月のことでした。

この年の秋季近畿大会が和歌山主催だったので訪れました。


事前に交通アクセスを調べておき、万一飲食物販売が無かった時のことを考えて弁当も用意して出かけました。

用意周到だったはずが・・・・・痛い目に遭いました。それも文字通りの「痛い目」です。


何と座席がコンクリートむき出しの段差席だったのです。

県のメイン球場がまさかそんな設備とは予想もしていなかったので、クッションや新聞雑誌など何も用意していませんでした。やむなくコンクリートに直接腰掛け。固くて痛いのと座面が冷たくて冷えるのとで参りました。

「県のメイン球場なんだからせめて長イス席くらい設置してくれよ」、とさすがに愚痴が出ました。これに懲りて以降は初めて行く球場には折りたたみクッションを必ず持参するようになりました。学習学習。



↑ その後2010年の近畿大会で再訪した時も座席はそのまま。この時はちゃんとクッションを持参しましたのでマシでした。(苦笑)


観戦しながら「これは国体が和歌山で行われるまで期待できないな・・・・」と思いました。

国体が開催される時にはその都道府県に新しくスポーツ施設が建設されたり、既存の設備が改良されたりします。それを期待したのです。



ちなみに和歌山国体は来年2015年開催です。(撮影日は817日から逆算してください。何~!)




すると予想通り、2011年~2012年の間に改修工事が行われました。

上の写真はマイヤキューさんが2013年夏、高校野球和歌山大会を観戦された時の物。この日は決勝戦で、あの箕島高校が久しぶりの甲子園出場を決めたというファンにとっては嬉しい瞬間を目撃されました。

(借用の許可をいただきありがとうございました。)

ご覧のように長年観客を苦しめてきたコンクリート席(苦笑)が樹脂製の長イスに変わっていました。バックネット裏は背もたれ付きの個別席になっているようです。

「個別席にしろ~」とまでは言いませんが、やはり県メイン球場なのですから内野スタンドには長イスくらいは最低限設置して欲しいですよね。

もし次回行くことがあれば座り心地を確認したいものです。


余談ですが、かつてコンクリート席だった時にはクッションが貸し出されていたようです。

ただ、私が初めて行った時にはそんなサービスは無かったような気がします。

そしてサービス実施時でもクッションの数が限られていたので観客に行き渡らないことがあったようです。


設備面で近畿2府4県のメイン球場の中では一番劣っていたと思われる紀三井寺球場。

これで評価がアップしたことでしょう。


色々腐してしまいましたが、ここで大阪桐蔭・中田選手(現:日ハム)の場外HRを見られたのはいい思い出になっています。

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