
みちのくひとり旅 仙台六大学
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Mr.black
2025年09月18日 10:57 visibility89
秋の連休を利用して東北へ遠征。行先は宮城県仙台市。目的は「仙台六大学」の初観戦でした。
宮城への遠征は震災前の2009年秋以来のこと。丸16年ぶりというご無沙汰です。まあ、陸路利用で大阪から弾丸ツアーではそう簡単に行けない場所ですからね。
試合会場は「東北福祉大学野球場」。 仙台六大学は基本的にこの球場で一日2試合実施されます。
大学所有の野球場で観戦するのはここで5箇所目。貴重な機会です。
第一試合のカードは「東北工業大ー東北福祉大」。
1塁側(写真の守備側): 東北工業大(以下「工大」)
アイボリーの無地ユニに濃紺基調
胸マークは「KODAI」
大学野球では珍しいシンプルデザインです。
3塁側:東北福祉大(以下「福祉大」)
こちらもアイボリーの無地ユニに濃紺基調の比較的シンプルなデザイン
胸マークは「TOHOKU」
長年このリーグの王者に君臨している強豪です。
6月開催の大学選手権や、11月開催の明治神宮大会によく出ているので、ご存じの方は多いでしょうね。
さすがに遠い仙台。早朝出発しても到着時点では7回表まで進んでいました。
その時点では0-0で、着席直後に工大が1点先制。
「これは面白い展開」と思ったのも束の間。すぐに福祉大がひっくり返して結局5-1で勝ちました。こういう勝負強さがリーグ王者に君臨する所以なのでしょう。
今年の大学選手権では全国優勝していますからね。(通算4回目の優勝)
↑ 勝って応援席に挨拶する福祉大。はたして今季の結果はどうなるでしょう?
↑ こちらは惜しくも敗れた工大。1点先制した時は「ひょっとして」と期待しましたが、残念です。
第二試合は「東北学院大ー仙台大」。キッチリ観戦できたのはここからでした。
1塁側:東北学院大(以下、「学院大」)
青の縦じまユニ・他も青基調
胸マークは筆記体で「Tohoku」
余談ですが、このリーグでは胸マークに「東北」を用いているチームが3校あります(残りは「東北大」)。
通算リーグ優勝回数では福祉大に次ぐのですが、平成以降は福祉大と仙台大の2強状態を許しています。
3塁側:仙台大
濃紺の縦じまユニ・他も濃紺基調
胸マークは「SENDAI」
現在、福祉大の牙城を唯一崩すのがこの学校です。
試合はまず仙台大が先制。追加点も取って2-0と優位に進めます。
しかし7回裏、学院大が3点奪って一気に逆転。これは仙台大のバント処理ミス連発(野選と暴投)が大きかったです。
しかしその直後の8回表、仙台大が同点に追いつき、3-3で延長戦に。
10回からはタイブレーク。無死1・2塁の継続打順で始まります。
表の仙台大は無得点。こうなると精神的に俄然後攻側が優位に立ちます。
学院大がサヨナラタイムリーの4-3で劇的な勝利を掴みました。
このリーグは既述の通り現在は福祉大と仙台大が2強ですが、それを脅かすのが学院大。流れさえ掴めばこういう展開になるわけです。学院大のナイスゲームでした。
↓ 下は歓喜の選手たちと応援席の様子。
仙台六大学は基本一日2試合、そして会場は福祉大球場の1箇所のみ。(ごく稀に他球場使用歴はあり)
野球場の新規開拓を目指す私にはリーグ戦再訪の機会はほぼなく、今回見られなかった2校を観戦するチャンスもありません。名残惜しい気持ちもありましたが、最後に熱戦に当たったので満足して球場を去ることが出来ました。
<加盟校>
東北福祉大・東北工業大・仙台大・東北学院大・宮城教育大・東北大(順不同)
<監督の背番号>
「50」番
写真は東北工業大の監督
<入場料>
大人700円(訪問時)
白っぽく写っていますが、実際は水色です。
なお、今回は1泊2日の「みちのくひとり旅」でした。続きは次回で。
<おまけ>
数年前放送のマニアックなTVドラマ「#居酒屋新幹線」(主演:眞島秀和氏)にはまってしまい、一度でいいから真似事をしたいと思っていました。今回それを実行。
ドラマみたいなマイ食器や七つ道具は持っていませんでしたがね。あくまでも真似事です。苦笑。
左から「えんがわ押し寿司」、「むう(お豆腐揚げカマボコ)」、「仙臺驛政宗(辛口日本酒)」。
えんがわ寿司のネタはカレイで、笹巻になっています。
ドラマで主人公が食べた物とは異なりますが(人気ですぐに売り切れるみたいです)、これも非常に美味しかったです。
お豆腐揚げカマボコの「むう」は、名物の笹カマボコよりも個人的に美味しく感じました。
日本酒はもう・・・たまらないほど好みの味でした。翌日仙台駅で再購入して飲んだくらいです。(駅限定の販売。お店の名は「むとう」)
「野球場の仙人」ではなく「野球場&酒好きの、ただの俗人」です。(笑)
- 事務局に通報しました。
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