新宮高校、秋季近畿大会優勝

  • Mr.black
    2011年11月09日 14:49 visibility3838

タイトルを見て「近畿大会優勝校は奈良の智弁学園じゃないのか?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

でもこのタイトルは決して誤りではなく、同じ高校野球でも軟式の話なのです。

 


大阪・舞洲スタジアムで開催されていた秋季近畿大会は日曜日で終わり、「ああ、これで今期の野球観戦も終了だ」と思っていました。

ところが偶然にも奈良の橿原球場で軟式の近畿大会が開催されていることを知り、翌日急遽駆け付けたわけなのです。

(なお、橿原球場はネーミングライツにより現在は「佐藤薬品スタジアム」という名称になっています。)

 


この日は最終日。決勝戦でした。

決勝のカードは「飾磨工業(兵庫)-新宮(和歌山)戦」でした。

写真は新宮高校。

 


1塁側:兵庫代表、飾磨(しかま)工業。

硬式は無名ですが軟式は結構強いようで、過去全国優勝が2回あります。(1972年と78年)

白のユニフォームに濃紺という極めてシンプルなデザイン。

胸マークは「SHIKAKO」です。

 


3塁側:和歌山代表、新宮高校。1984年に全国優勝歴があります。

新宮も白ユニに濃紺というシンプルデザイン。

胸マークは筆記体で「Shingu」。

ストッキングは写っていませんが、濃紺に白の2本ライン。


新宮高校の硬式野球部は長い間遠ざかっているものの、かつては甲子園に出たことがある古豪です。最後に甲子園に出たのは記憶間違いでなければ第52回(1980年)のセンバツでした。

その時に見たユニフォームのデザインはこの軟式と全く同じで、ただし濃紺部分は全て紫色でした。(現在は不明。)

 

 


試合は新宮・亀田投手(写真)と飾磨工業・出崎投手の投げ合いでした。

しかし新宮が3回1点、6回に2点を奪い、そのまま3-0で勝ち優勝しました。

 


力投むなしく敗れた飾磨工業の出崎投手。エースで打順が1番という異色な選手でした。

 


試合後の場内一周。手前が優勝した新宮。その奥が準優勝の飾磨工業。

 


セレモニー後の記念撮影。

硬式野球部は和歌山大会で時々ベスト8くらいまでは行くものの、いまひとつ勝ち上がれない状況が続いているようです。

硬式もいつかこんな写真が撮れる日が来ればいいですね。


偶然見つけて観戦した軟式野球大会。平日の午前中の試合だったので観客はほんの僅かでしたが楽しかったです。

野球であればどんなジャンルでも観戦するのが自分流。古いCMですが、落合博満氏が突然目の前に出てきて「君もオレ流だろう?」と言いそう。(苦笑)

来年もこんなスタイルでやっていきます。 

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