大阪唯一の工業代表校 (都島工業)
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Mr.black
2012年01月10日 16:57 visibility9059
「野球は商業、ラグビーは工業」、とよく言われます。
事実、実業系の学校の全国大会代表校を見ていると概ね上記のような割り振りになっています。私の地元大阪の場合で見ると過去に全国大会(甲子園)に出た実業系の学校はほとんどが商業高校です。
ただし、たった一校だけ工業高校で大阪代表になった学校があります。それが今回レポートする「大阪市立都島(みやこじま)工業高校」です。
同校が全国大会に出たのは1951年(昭和26年)夏の第33回大会のことでした。
初出場ながら健闘し、ベスト8にまで進んだそうです。(平安に善戦したものの惜しくも敗退。)
この学校の歴史は大変古く、創立されたのは明治40年。100年以上の歴史があります。また、大阪府内の工業高校としてはトップレベルの学校でもあります。
野球部は硬式と軟式の両方があり、どちらも一定以上の強さがあります。
硬式は現在でも年度によってはベスト16~ベスト8辺りに進出しますし、軟式も過去に数回全国大会に出場しています。工業高校としてまさに文武両道の学校です。
ユニフォームのマークは頭文字だけを並べた「MTHS」です。伝統校の誇りを感じています。
↑ これは軟式野球部。胸マークは漢字で「都島工」。(2012年7月撮影して追記)
同校は夜間の学校も併設されています。(第二が夜学。)こちらも100年以上の歴史があります。
↑ これでみると第二の方もなかなかのレベルのようですね。
校門を入ってすぐ正面にある石碑。
これは昭和天皇がこの学校をご訪問されたことを記念しての石碑だそうです。いかに伝統ある学校かという証明でもありますね。
大阪唯一の工業代表校、「都工」。もう2~3ランク上に勝ち上がれば21世紀枠、という可能性はあります。
もしそれが実現すれば大変興味深い学校です。はたして2回目の全国はあるのでしょうか?
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