球場レポート番外 近鉄花園ラグビー場
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Mr.black
2012年01月07日 13:55 visibility3912
今まで数多くの球場レビューを書いてきましたが、おそらくは最初で最後の(?)他競技場のレポートです。
高校ラグビーの聖地「近鉄花園ラグビー場」。日本国内でも数少ないラグビー専用の競技場です。ラグビー専用競技場はこの他では秩父宮ラグビー場しか私は知りません。他にもあるのでしょうか?
交通アクセスは近鉄奈良線「東花園駅」から北に徒歩10分程度、同じく近鉄けいはんな線「吉田駅」から南に徒歩15分程度の立地です。
この他、近鉄バスの「鷹殿町停留所」から徒歩、というルートもあります。全て近鉄ですね。まるで近鉄村。(笑)
グランドは全部で3面ありますが、通常「花園」というとこの第一グランドのことを指します。
第一、第二グランドは近鉄所有。第三グランドは公営の多目的競技場です。
第一グランドのスタンドは東・南・西の三方向にコの字形に作ってあります。
これは西側のメインスタンド。ここにだけ大きな屋根があります。座席は一部を除けばほぼ長イス。メインスタンドの2階には常設のレストランがあるそうです。(通常は職員用の食堂として利用されている様子。)
このメインスタンドの向かい側(すなわち東側)がバックスタンド。
今回私はバックスタンドに座りました。冬のスポーツであるラグビー観戦には屋根で日陰が出来るメインスタンドよりも屋根が無く日当たりの良いバックスタンドの方がお勧めだと思います。(雨天時除く。苦笑)
これは南側のゴール裏スタンド。
ラグビーのグランドは長方形なのでスタンドにはご覧のようなコーナー部が出来ます。(東南と西南の2箇所。)
この部分は座席は無く、鉄柵がある立見席になっています。
立見席の拡大写真。こんな感じで鉄柵に腕を乗せながらの立ち見になります。
今回はこの部分を除けばほぼ満席になりました。凄い混雑でした。
面白いのはこの場所。これは北側のスコアボードの下です。ここはコンクリートの段差が数段あるだけでちゃんとした座席はありません。
何故こんな場所があるかというと以前はここ、ゴルフの打ちっぱなしスペースだったそうです。ラグビーのシーズンオフには打ちっぱなしゴルフ場として有効活用していたのですね。
少しでも稼働率をよくしようと考えたのでしょう。ただ現在はゴルフ利用はされていないということです。
スコアボードは電光式。表示の仕方を見るとラグビー専用であることがよくわかります。一番右は大阪府の旗です。
なお、花園ラグビー場には照明はありません。
せっかくの機会だったので本当はもっとあちこち歩き回って場内を見学したかったのですが、この日はとにかく凄い混雑。通路が狭くて立ち見客もおり、移動は非常に困難でした。
なのでほんの少しだけ。これは名物ラグビーまん。バックスタンドの下にこの売店があります。
早い話が「ラグビーボールの形をした肉まん」です。(笑)
1個300円。
買いましたが混雑していて写真を撮る余裕がありませんで、すぐに食べてしまいました。お味はまあ普通です。
らいぱちさんと昼食の時は私はキムチうどんを食べました。うどん売り場もバックスタンド下です。(らいぱちさんはオーソドックスにきつねうどん。う~ん、手堅い。)
ポスターはトップリーグ「近鉄ライナーズ」のキム選手。
実物はこんな物。うどんにキムチ、牛スジ、コンニャクが入っていました。
600円はちょっとお高いのですが、話のネタに。でも意外とイケました。
この他メインスタンドのレストランの方では「ラグビーうどん」みたいなメニューがあるそうです。そちらには行けなかったのでどんな物かは未確認です。
最寄駅、近鉄・東花園駅。ラグビーボールの飾りがつけてあります。
東大阪市はラグビーの町なんですね。
今回記念品として購入したグッズ。
これはリフレクターというもので、反射材で出来ており、夜間車のライトが当たると光って自分の居場所をドライバーに認知させる交通安全グッズです。700円なり。
代表校ごとにデザインが異なります。これは岩手代表「黒沢尻工業」のもの。
デザインが近鉄バッファローズをイメージさせて気に入ったこと、
この収益の一部が高校ラグビーの運営資金に回されるということ、
そして直接岩手に収益金が行くわけではありませんが、「頑張れ東北」という意味も込めました。
黒沢尻工業は最近はご無沙汰ですが、かつては野球部が何度も甲子園にやって来た名門ですね。いつか復活してほしいです。
いつもと宗旨替えしたラグビー日記も今回で終了です。次回からはいつものように野球に戻ります。
野球に関係の無い他競技の長い話を読んでいただきありがとうございました。
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- 事務局に通報しました。
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