定時制高校軟式野球発祥の地 (高崎城南球場)
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Mr.black
2012年09月20日 11:51 visibility1430
今回の群馬遠征は1泊2日。
一日目のお昼に群馬へ到着。その後に高崎城南球場→藤岡市民球場と移動。
二日目は伊勢崎あずまスタジアムで観戦。
時系列では逆戻りになりますが、今回はこの高崎城南球場について。
アクセスはJR高崎駅から南西に徒歩10分程度と便利でした。
余談ですが高崎はダルマで有名です。これは高崎駅構内にあった黒いダルマ。黒は珍しいですね。
正式名は「高崎市城南野球場」です。
この球場の歴史はかなり古く、1936年(昭和11年)に建設されたということです。戦前からプロ野球をはじめ様々なアマ野球が開催されました。群馬の野球史に欠くことが出来ない存在だと思います。
また、昭和29年に始まった定時制高校軟式野球大会の第1回~3回と第5回大会はこの城南球場で開催されたそうです。(当初は定時制のみで開催。後年通信制も参加。)
現在は神宮球場をメイン会場として行われていますが、大会初期の定時制の学生にとってこの城南球場は聖地であったことでしょう。
ところで球場外壁にはこのような銘鈑が。これで推測されるのは古い球場を一度解体して現在のものに建て替えたか、あるいは建て替えに近いほどの大改修工事を行ったかどちらかであろうということです。
グランドはこのように内野がクレー、外野が天然芝のオーソドックスな球場です。
両翼95m、センター120m、と比較的広いのですが、外野後方に住宅が近接しており、さらに3塁側後方すぐに国道が通っている為、高い防球ネットが周囲に張られています。
(下記写真参照 ↓ )
そういう状況から広さの割に「箱庭の中で観戦している」ような感じがします。
スタンドは写真のようなもの。大きな屋根がありますが、この辺りは神宮球場をモデルに設計されたと言われています。
バックネット裏~ベンチ上あたりまでは全て長イス。それ以外の内野と外野は芝生席です。
収容は12,000人とかなりの規模。
フェンスは低めで一部の座席を除けば全般的に視界良好で観戦しやすい設計です。
スコアボードは右中間寄りにあり。近年LEDに改修されたそうですが、この日は表示が無かったので視認性は確認出来ませんでした。(表示が見づらいという評価もあり。)
照明塔は6基あり。この照度も不明。
面白かったのは飲料の自販機。スタンドの最上段にありました。こんな位置にあるのは今まであまり見た記憶がありません。
スタンド上段で観戦する人には便利でしょうが、搬入・メンテを行う業者さんは大変でしょうね。(汗)
缶やペットボトルではなく、紙カップ式なのはその負担を軽減するためか、あるいは上から物を投げる輩がいれば危ないからかもしれません。
この球場では現在も高校野球・社会人野球・BCリーグ・NPB二軍など様々な野球が行われています。そういうこともあって入場券売り場は複数個所ありました。
さらには実業団のソフトボールの複数チームがここを本拠地にしているようです。
最後に今回ここで何を観戦したかというとアマの軟式野球大会でした。何の大会だったのか帰宅後調べたら球場HPに「天皇杯」とだけ書かれていました。
審判がちゃんとついていて場内アナウンスもありました。そして選手のプレーが結構レベルが高かったのでかなりの大会だったのかもしれません。
そして余談ながら右側のブルーツートンユニの選手をこのあと藤岡でのBCリーグのスタンドで見かけました。(ほんの数人ですが。)
つまり自チームの試合をした後でBCの試合も観戦されたということです。それだけ群馬DPには熱心なファンがついているということになります。そんなファンの方々の為にもペガサスナインは頑張らないといけません。
今期は低迷していますが来期の巻き返しが求められます。
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