4年半後に実現した観戦 (金沢市民球場)

  • Mr.black
    2012年10月11日 12:51 visibility1371

今回、大学野球・北陸リーグを観戦したのは金沢市民球場でした。

 


「石川県立球場」に次ぐ県No.2の野球場です。金沢城北市民運動公園の中にある市営球場。

金沢市制100周年を記念し、そして石川国体の硬式野球会場として利用するために建設されたそうです。

 


外壁はご覧のような明るいクリーム色。いい感じです。


ところで個人的にはこの場所に大きな思い入れがありました。このラボーラ(野球SNS)に登録して間もない頃、BCリーグ観戦のために一度訪れたことがあったのです。

その少し前に初めて四国アイランドの試合を観戦。「よし、次はBCリーグ初観戦だ」と勇んでやって来たのですが、雨天中止に遭いました。

正確には「雨天中止」というより前夜からの雨でグランドコンディションが悪いということで中止になったのです。そして着いた時には雨は全然降っていませんでした。

「雨も降っていないのに。ここまで来てそりゃないよ~」と非常に悔しかった思い出があります。その時「たとえ何年かかっても再びここにやって来る」と誓って帰ったのです。


それから4年半。北陸の大学野球の日程を見たら休みとドンピシャ。「北陸リーグを初観戦するチャンスだし、場所があの金沢市民球場。これは行くしかない」と気持ちが奮い立ちました。(笑)

 


前置きが長くなりましたが、ここから球場レポートします。

両翼99.1m、センター122m、収容1万人という立派な規模です。

この球場が建設された当時はバブルの真っ最中。そういうこともあって、「将来はスタンドを拡張してプロ野球を誘致する」という計画があったようです。

結果的にその後の財政難もあってこの計画は頓挫しました。しかし今はBCリーグという独立系のプロ野球が利用しているので建設した意義はありました。

その他アマ野球で広く使われています。

 


スタンドはバックネット裏のごく一部を除きほとんどが背もたれ付きの一人掛けイス。このあたりもバブルの時期の建造物だなと思います。(ごく一部は長イス。)

小さいながらも屋根があります。

 


照明塔は6基あり。やや小ぶりですが。

中央と左右では照明の形が違いますね。(中央は円形。左右は八角形。)

 


スコアボードは得点部分のみ電光式。(おそらくはLED。)

その他は手動式です。この日は選手・審判の表示はなし。


ちょっと残念だったのはスコアボードの色が変わったことです。

以前は明るい黄緑色でした。外壁のクリーム色とスコアボードの黄緑色が軽やかでいい雰囲気だったのですが、ごらんのようにオーソドックスな色になっています。ボールが見づらいとかそういうクレームがあったのかもしれません。

 


↑ これが以前のスコアボード。こちらの方が好きだったのですが。

 


以前も紹介しましたが、1階ロビーにあるガラスケースの展示物。再度説明しますと、開場記念に行われた日米韓親善野球関係の品々です。

中央のボール(バット型スタンドで飾ってあるボール)は球場第1号HRボールです。これを放ったのは当時星稜高校1年生だった松井秀喜選手。こういうめぐり合わせを持つというのはやはり運と実力を兼ね備えた選手だったということですね。

 


ネックは交通アクセスです。

JR金沢駅からのバス便は非常に少ないので「北陸鉄道・浅野川線」利用になります。

この路線も1時間2本程度ですが・・・・・。


球場へはこの「磯部駅」から徒歩20~25分くらいかかります。地方球場はアクセスがもっと悪い場所もあるのでこれでもまあまあでしょうか?

なお、駐車場はあまり広くありませんのでマイカーの場合は注意。

 


BCリーグと大学野球、違いはありますがそれでも4年半も待ったこの球場での観戦。実現した瞬間は感慨がありました。帰り際には「ありがとう」と「さようなら」、両方の感情が浮かんできました。

またいつか再会出来るかな? 

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