大阪の新興勢力 (柏原高校)
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Mr.black
2013年05月28日 10:19 visibility2137
大阪府中南部、柏原市・藤井寺市・八尾市の境界に近い場所に「東大阪大学柏原高校」があります。(長いので以下、柏原高校と表記)
柏原(かしわら)高校は1963年に女子高として開校。すぐに男子を募集して共学になりました。(現在は男子校?)
野球部が一昨年夏の第93回大会で甲子園に出場したのでご存じの方も多いでしょう。これが春夏通じて初の甲子園だったわけですが、府内では以前から強豪校でした。
個人的な記憶としては私の学生時代、既に一定レベルの力を持っていました。当時の大阪の強豪校と府大会で対戦すると互角に戦うことがよくあったのです。
善戦して惜敗、時には勝つこともあり、「学校が本格的に野球部を強化すればいつか甲子園に出るのでは?」と当時から思っていました。
その後、第88回大会で準決勝まで進出。「そろそろ来そう」と思っていたら5年後に初優勝したのです。決勝は大阪桐蔭との熱戦。最後は満塁で押し出し死球での決着でした。サヨナラ勝ちで歓喜の柏原の選手達と負けてその場に崩れ落ちた桐蔭ナインとの対比が印象に残っています。
甲子園では愛知の至学館との対戦。この学校も近年愛知で台頭してきた新興勢力です。
もしかしたら将来この両校が大阪・愛知で旋風を起こしていくのかもしれません。
柏原高校のユニフォームはNYヤンキースに似せたデザイン。
縦じまで左胸に「HK」の組み合わせのマークです。
余談ながら大阪は長い間「華美なユニフォームはNG」ということで無地に濃紺基調ユニという地味なデザインの学校がほとんどでした。それが上述の準決勝のTV中継時に柏原が縦じまを着用しているのを見て「解禁になったのか」と気づいた記憶があります。
↑ 写りが悪いですが、昨夏の大阪大会観戦時の写真。(ピントが甘くて縦じまがはっきり見えませんね。汗)
なお、以前は縦じまの無いアイボリーユニに漢字で「柏原」だったと記憶しています。
袖とサイドに濃紺ラインが1本入っていたような・・・・この点は曖昧ですが。
その後も東海大仰星が縦じまユニ、近大附属が水色ユニを着用しているのを見て「これくらい、いいじゃないか。何でずっと禁止だったんだ。大阪府の高野連ってほんと堅物だったな」と思います。
大阪の勢力図はかつての私学7強時代から大きく様変わりして今は桐蔭・履正社時代になっています。(私学7強時代→浪商・明星・PL・北陽・興国・大鉄・近大附属の時代)
これ以外にも私学勢が群雄割拠しているわけですが、その一角を担う柏原。この先も甲子園に出て新たな大阪の顔になっていくのかどうか?
個人的には公立勢の巻き返しも期待したいのですが。
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- 事務局に通報しました。
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