東京新大学リーグの簡単な歴史
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Mr.black
2016年10月14日 10:46 visibility1943
先日観戦した東京新大学リーグ。
関東には大学リーグがたくさんあり、その中では世間の知名度・認知度などは低いと思われます。(まあ、ほとんどの人は六大学と東都くらいしか知らないでしょうね。)
そういう私自身も今一つ把握出来ていないリーグなので、今回は球場でパンフレットを購入。そこにリーグの略歴があったのでここで紹介したいと思います。(パンフは500円でした。なお、入場料は無料。)
このリーグの起源がいつだったのかは当時の資料が無くなっているので不明であるということでした。
まず戦前に高専リーグが存在し、戦後の学制改革で出来た新制大学がそれを受け継ぐ形でリーグ戦を行っていたことがはっきり分かっているのは昭和24年だそうです。
戦後の混乱期の中で直接の前身となる「東京都新制大学野球連盟」が発足したのが昭和27年4月。(ただし、昭和26年という説もあるようです。)
その時加盟したのは11校でした。
しかし新規加盟や脱退などが相次ぎ、リーグ再編の必要にかられてきました。
そこで昭和32年4月(ただし、昭和33年という説もあり)に12校で「東京新大学野球連盟」が結成されたのが正式なスタートになっています。
当時の加盟校は以下の通り
東京学芸大
高千穂商科大
東京外大
東京経大
東京水産大
東京電大
都立大
東京農工大
日大農獣医学部
東京理大
工学院大
電通大
その後昭和40年代以降、加盟校は増加の一途で現在は24校が所属しています。
各リーグ6校で運営、つまりこのリーグには4部まであるという全国的にみても大所帯なリーグです。
これだけ多いのはこのリーグが新規加盟へのハードルが低く、新設大学にも門戸を開いていることが要因だと言われています。
ところで現在1部に所属しているのは
創価大
流通経済大
東京国際大
共栄大
杏林大
高千穂大
の6校です。
これでみるとリーグ創設時の加盟校で現時点で1部に所属しているのは高千穂大(当時は高千穂商科大)のみということになります。
あとは2部~4部に降格しているわけです。(脱退した大学も一部あり)
創設時から居る古参といえども力が落ちれば下部に降格する。個人的には「入れ替え制」に賛成派です。
昨今このリーグから輩出された選手がNPBで活躍するケースが増えてきており、徐々にですが連盟の評価が上がって来ています。それは入れ替え戦で切磋琢磨し、1部に残った学校がそれだけレベルアップしていく一つの証明であるとも考えています。
ちなみに東京新大学の1部リーグ戦は主に埼玉・東京・茨城の公営球場で行われています。
今秋は岩槻川通・県営大宮(埼玉)、大田(東京)、龍ヶ崎(茨城)が会場でした。
そして2部以下は主に加盟校のグランドで試合開催。
既述のように関東にはたくさんの大学連盟があります。
私は関東圏ではまだ東都とこの東京新大学しか観戦していませんが、少しずつでも各リーグを開拓したいと思っています。
マスコミが与える一方通行のメジャーな人気のあるリーグ戦だけではなく、己自身の目で各大学のレベルを見たいのです。これは関東圏だけでなく、他地域のリーグ戦にも共通することですが。
最後に東京新大学リーグ以外の関東圏の連盟を列記。
東京六大学(6校固定制)
東都(4部制)
関甲新学生(3部制)
首都(2部制)
千葉(3部制)
神奈川(2部制)
関甲新、首都、千葉、神奈川なんて個人的には興味深々です。(←変わり者め。笑)
<追記>
2022年秋の時点で首都リーグ(1部・2部)と千葉リーグ(2部)は開拓済み。
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- 事務局に通報しました。
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