夏の大会が開催されなくなった球場 (津島市営球場)
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Mr.black
2017年03月29日 16:05 visibility8648
各都道府県の高校野球地方大会開催球場をチェックすると「ある時期から夏の大会で使用されなくなった球場」が時々見受けられます。
理由は様々でしょうね。
1.設備が老朽化してきた、又は設備が他球場よりも貧弱
2.別な場所に設備の良い球場が新設された
3.交通アクセスが悪いので敬遠されるようになった
などなど。
今回愛知県尾張地区の春季大会を観戦した津島市営球場もかつては夏の大会が開催されていたのですが、近年は春と秋の地区大会のみの利用になっています。
同球場で夏の大会が実施されたのは2008年(平成20年)までだそうです。
あくまでも推測ですが、ここの場合は「設備の老朽化と貧弱さ」でしょうね。
上は球場正面の写真。
どこかの町工場か倉庫みたいな外観。入口のシャッターはかなり古びていました。
左の赤で囲んだ所はチケット売り場だったのでしょうね。このシャッターも錆びついており、現在ではおそらく余程のことがない限り使用されないと思われます。
(春季・秋季の地区大会は無料です。)
スタンドが低く、すぐ横が道路の為、高い防球ネットが設置されています。
グランドは両翼92m、センター120m。現在の基準では狭いです。
そして内外野ともにクレー。内野黒土、外野白土ですが、濃淡がそれほどハッキリしていないので区分が不十分に感じました。
バックネットはこの様に縦横に支柱があり、更に下部には金網フェンスまであるので視界が悪いです。
1・3塁側は旧式の金網フェンス。少々高めで最上部に行かないと見づらかったです。
座席はバックネット裏~1・3塁ベンチ辺りまでは全て長イス。
破損した箇所は木材で補修してありました。時々こういう球場を見かけます。
ベンチ横辺りからはスタンドが低くなっており、手前がコンクリート階段席、その向こうは芝生席になっています。
外野にはポール際に立ち見スペースはありましたが、実質スタンドはありません。
全体の収容数は3,000人とのこと。
ところでトイレはこの階段を降りて裏側に回った場所にありましたが、かなり陰気で使用するのが不気味でした。(苦笑)
ポール際のファールグランドはかなり広かったです。ここに転がった打球の処理に外野手がもたつくと下手すればランニングHRになるかもしれません。
スコアボードは右中間寄りにあります。パネル式。
得点部が下側にあるのは珍しいですね。
カウントは旧式のSBO。
公共交通機関利用ではやや不便です。
名鉄「津島駅」から名鉄バス利用。「日光停留所」で下車した後、南側に15分ほど歩かないといけません。運賃は訪問時で180円。歩くのが苦手な方はタクシーになります。
設備・アクセス・視野、いろいろな面で欠点があるのが夏の大会が行われなくなった要因でしょうね。
将来改修されて再び夏の大会が開催されることはあるでしょうか?
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