コロシアム風のスタジアム (宇都宮清原球場)
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Mr.black
2017年05月11日 11:41 visibility5758
高校野球春季栃木大会決勝戦は宇都宮清原球場で行われました。
この球場が栃木県のNo.1スタジアムのようで、高校野球ではメイン会場になります。
外観はローマのコロシアム(コロッセオ)風の立派なもの。このアーチ状の支柱は個人的に好きなスタイルです。プロ野球場だと神宮球場がこういう感じですね。
中の回廊もこんな雰囲気のある様相。歩きながら見惚れていました。
グランドは全面人工芝。ロングパイルでクッション性の良い人工芝のようです。
両翼97.6m。センターの表示は何故か無かったのですが、資料によると122mだそうです。広いですね。
スタンドと照明は横浜スタジアムをモデルに設計されたということ。
座席はバックネット裏が背もたれ付きの個別席。それ以外の内野は長イス。照明はY字形で6基あります。
外野は芝生席。外野後方の壁みたいな物は何か?と思って後で調べたら広告を掲示するスペースでした。
全体の収容数は3万人。立派なスタジアムです。
驚いたのは内野スタンド直結のエレベーター。
近年はバリアフリー化された球場が増えてきて、エレベーターが設置されていることはさほど珍しくはないのですが、このようにスタンド側に面した直通のエレベーターがある球場は個人的に咄嗟に思いつくのは山口県の周南球場(現:津田恒美スタジアム)くらいです。
ブルペンはしっかり区切られたスタイル。この方式が良いと個人的には思っています。
スタンド内(スタンド下)にあるとブルペンの様子が分かりませんし、逆にフィールド内だとファールボールが危ないですからね。
スコアボードはLED式。近年入れ替わったようです。
ところでLEDスコアボードで悩ましいことがあります。それは「写真に撮った時、表示がうまく写らない」こと。ケースバイケースではありますが、LEDは肉眼で見た場合違和感ないものの、実は点滅しているので写真に撮ると文字が切れていたり消えていることがあるのです。
この時は何度も撮り直し、上手く写った物は僅かでした。
この日は売店がオープン。しかしいつも営業しているかどうかは不明です。
念の為最低限の飲食物を持参した方がよいでしょう。
改修されたことにより、近年NPBの公式戦やオープン戦が行われるようになっています。
6月30日(金)にはノボリの通り「巨人ー横浜戦」がナイターで開催されます。
ところでこのスタジアムの最大の欠点は交通アクセスの悪さ。宇都宮のかなり外れにあり、非常に不便です。
NPBの試合では臨時バスが出されるようですが、それ以外では車でないと行きづらい場所です。
(はっきりとは言い切れませんが、他の観客に聞いた範囲ではどうやら高校野球の夏の大会でも臨時バスなどは出ないみたいです。)
JR宇都宮駅から路線バスがあるものの一日僅か数便。公共交通機関で行く場合、バス便と試合時間とのタイミングが合わなければタクシー利用になります。タクシーだと片道3,500~3,800円くらいかかってしまいます。(涙)
これは大きな痛手なので例えば一人で行く場合は他の人と集団で乗合にし、タクシー代を皆で分割するなどして負担軽減を図るのがいいでしょうね。でないと往復7,000円以上もかかります。
ちなみに路線バスは訪問時は宇都宮駅西口の3番乗り場から清原工業団地方面に行く便に乗車。乗車時間は20~30分くらいで運賃は580円でした。バスで片道580円もかかるということが「いかに球場が遠いか」という証明ですよね。(汗)
「球場へ行く路面電車を新設」という計画があるようですが、はたして実現するのかどうか眉唾な感じです。
県のメイン球場のわりにはあまりにもアクセスが悪すぎるので、大きな試合がある時はせめて臨時バスを出して欲しいものです。
アクセス状況は大阪の舞洲スタジアムよりも遥かに悪いです。
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