初めて観戦した東京六大学はドラマチックな幕切れ
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Mr.black
2017年11月01日 11:21 visibility1816
八王子球場で高校野球秋季東京大会を1試合観戦後、すぐに移動。東京を西から東へ。向かった先は神宮球場でした。
そう、目的は「東京六大学観戦」でした。(以下、「六大学」と表記。)
ところで私は六大学は初観戦。基本マイナー路線な人間なので超メジャーなこのリーグ戦には過去一度も行かなかったのですが、40歳を過ぎた頃から「やはり一度くらいは体験しておいた方がいいな」と思うようになり、今回台風による日程スライドを絶好の機会ととらえたわけです。
この日は早慶戦でなおかつ慶應の優勝が懸かった大一番。初めての六大学観戦がこういう巡り合わせになりました。
六大学は他のリーグ戦と異なり、スタンドの場所によって細かいチケットの料金設定があります。
私が購入した「特別内野席」は1,500円。
この他「内野席:1,300円」、「外野席:800円」など多種です。まるでプロ野球並みですね。
(なお、チケットの日付は当初の予定日で印刷されています。)
到着時は3回表まで進んでいました。その時点で1-0で慶應リード。
適当に座ったらそこは慶應側でした。やはり優勝が懸かっているのでアウト一つ取るたびに周囲から歓声が上がりました。
1塁側:早稲田大
この秋季リーグ戦は低迷しており、まさかの5位。慶應に連敗すれば東大と並んで最下位(同率5位)になってしまうという危機的状況でした。
先発は柳澤投手(広陵出身・4年)。
3塁側:慶應義塾大
春はあと一歩で優勝を逃し、この秋に全てを懸ける気概を感じました。
先発は佐藤投手(大館鳳鳴出身・1年)。
ルーキーでありながらこの大事な試合を任されて気合いが入っていたのでしょう。時々帽子を飛ばすほど力投していました。
しかしながらこのようにベンチ入りメンバー全員の名前・背番号・出身高校がスコアボードに表示されるのですね。やはり他とは異なり恵まれた環境のリーグだと思いました。
試合は一進一退。
早稲田が追いつき、慶應が突き放し、また早稲田が追いすがるという展開。
8回表の時点で3-2のシーソーゲームでした。
早稲田としては早慶戦で連敗して相手の胴上げを目の前で見るわけにはいかないという意地があったのでしょう。
しかし8回裏に慶應が打者一巡の猛攻で一気に4点奪って試合を決めました。
もう慶應の応援席は大歓声。「慶應、慶應、陸の王者、慶應~」の大合唱です。
7季ぶり35回目の優勝の瞬間。おめでとうございます。
慶應の監督は元近鉄の大久保秀昭氏。近鉄ファンの私にとっては嬉しい優勝でした。
一方、まさかの最下位に沈んだ早稲田。
最下位は何と70年ぶりのことだったそうですね。思わぬ歴史的瞬間に立ち会うことになりました。
来年この屈辱を晴らせるでしょうか?
初めて観戦した東京六大学。いい記念になりました。
既述のように私はマイナー路線のあまのじゃく。次があるかどうかは自分でも分かりません。もしかしたら最初で最後の六大学観戦になるかもしれません。
でも来年以降もどこかの大学リーグ戦には出没するつもりです。それほど大きな差ではありませんが、高校野球よりも大学野球の方が好きなのです。今期は大学野球観戦計画が雨などで何度も流れて痛かったです。
ところでこの日は木枯らしが吹く寒い一日でした。特に神宮の内野スタンドは日陰になるので寒かったのなんの。試合終了後、たまらずラーメン屋さんに直行。外苑前駅に向かう道中にある「元祖札幌や」というラーメン屋さんで「濃厚白味噌ラーメン」と日本酒の熱燗を注文。冷え切った身体に沁みました。
最後に。
11月10日(金)より15日(水)までの6日間、「明治神宮大会」が行われます。(雨天順延)
私はもう遠征出来ませんが、ご興味のある方はご観戦ください。
大会最終日(6日目)以外は高校と大学の試合が同日に観戦出来るので非常に美味しい大会だと思っています。入場料は一般1,300円です。
寒いのでそれなりの根性は要りますがね。(汗)
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