サラリとした優勝(大学野球・中国地区2部)
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Mr.black
2019年10月23日 09:30 visibility788
前回の続きです。
中国地区大学野球2部リーグの第2試合は「山口大ー広島文化学園大戦」。
1塁側:山口大
国立大です。どこのリーグも現在の傾向としては1部を私大が占め、下部にかつてリーグの中心だった国公立大がいるという状況が多いです。
山口大のユニは濃紺と白のツートン。
左胸に非常に小さな文字で「YAMAGUCHI」。
(※)パンフレットだと山口大のユニは白地に縦じまだったのですがね。セカンドユニなのかもしれません。
3塁側:広島文化学園大(以下、広文大)
ここ5年間・10季で見ると、ほとんどがこの学校と至誠館大で優勝が争われています。
(広文大5回、至誠館3回の優勝。それ以外は岡山大と島根大が各1回優勝。)
広文大のユニは青と白のツートン。
左胸に「HBG」。
両校ともにどことなく練習試合用ユニ、あるいはアップ用ユニっぽいデザインですね。
試合は初回が全てでした。山口大の先発投手がいきなり集中打を浴び、あっという間に広文大に4点奪われました。苦しいマウンドに思わず天を仰ぐ山口大の投手。
広文大はその後も攻撃の手を緩めず、結局9-0で7回コールド勝ち。
これで広文大は秋季リーグを9勝1敗で終えました。
「次の試合で同率(試合前で8勝1敗同士)だった至誠館が勝てばどうなるのだろう?」と思っていましたが、この第2試合終了後「広島文化学園大の優勝が決まりました」と場内アナウンスで発表が。
後日リーグHPでチェックすると「1位と2位は失点率により決定」と書いてありました。
第2試合終了からアナウンスまで少し間があったので、おそらくは失点率を計算・確認していたのでしょう。(仮に第3試合で至誠館が完封勝ちでも広文大を上回れないという計算が出たのだと思われます。)
なお、1部リーグは勝ち点制ですが、2部は2試合固定の勝率制(ポイント制)です。
昨年、首都リーグの2部で明星大が優勝を決めた試合を観戦しましたが、その時同大は特に歓喜の雄たけびを挙げたり胴上げしたりということはしていませんでした。この日の広文大も同じく淡々と挨拶しただけ。
もしかしたら下部の優勝校が胴上げや祝勝会をするのは入替戦に勝った時なのかもしれません。
アッサリというかサラリとした優勝の光景でした。
なお、2部優勝した広文大の入替戦の相手は岡山商大です。
↑ 参考までに。上は阪神リーグの9年前の入替戦の写真です。
3部1位の大阪電気通信大が2部6位の追手門学院大を倒して昇格を決めた瞬間の歓喜の様子。下部リーグの選手にとっては昇格こそが最大の目標なのでしょうね。
(なお、阪神リーグはその後再編され、現在は2部制になっています。)
今回は試合会場が岡山県倉敷市という関西から比較的近い場所だったので久しぶりに3試合目も観戦しました。
その第3試合は次回で。
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