「きずなスタジアム」は二つある(西京きずなスタジアム)
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Mr.black
2021年10月21日 11:20 visibility1780
今回、中国地区大学野球2部リーグ戦を観戦した場所は山口県山口市の「西京スタジアム」。1995年完成の大きなスタジアムです。
「スポーツの森」という比較的広い運動公園のメイン施設となっており、バブルが弾けていたとは言え、まだその余韻は残っていた時期なので立派な造りになっています。
現在はネーミングライツにより「山口マツダ 西京きずなスタジアム」という長い名称になっています。
内野クレー、外野天然芝。両翼100m、センター122m、と広いグランド。
バッターボックス後方に「YAMAGUCHI」と表示。
前回遠征した日立市民球場は「Hitachi City」の文字がスタンドに近すぎてせっかくの表示がバックネット裏から見えにくかったのが残念でした。やはりこのくらい離した方がいいですね。
照明は横長の大きな物が6基あり、照度は良さそうです。
バックネット裏には観戦記で書いた通り大きな屋根が有ります。今回は時々急に雨が降る不安定な天気だったので助かりました。
バックネットは屋根から吊り下げ式で支柱無し。
そして内野フェンスは高めですが、スタンドが大きいので中段より上に行けば問題ありませんでした。
全般的に視界良好な構造です。
座席は内野が全て個別席。バックネット裏は背もたれあり、それ以外は背もたれ無し。
外野は芝生席。
全体の収容数は15,000人とのこと。かなりの規模です。
内野と外野の切れ目の入り口は階段だけでなくスロープも作ってありました。
野球場がバリアフリー化されるようになってきたのはこの前後くらいからだったと思います。
スコアボードはLED式。数年前に磁気反転式から改修されたそうです。
得点と審判名の間に投球のスピード表示が出ます。
バックネット裏のカウントランプ横にもスピード表示が出ます。
かなり近代化されています。
しかし散水方式は従来型。この手法は人手が要るのと時間がかかるので、最近は自動散水機を装備した球場が増えてきました。いずれその割合は高まるでしょう。
将来「懐かしい昔の野球場風景」になっていくかもしれませんね。
山口県の野球場は全般的にレベルが高く、これまで私が訪問した4球場(周南・下関・宇部・西京)はどこも立派で遜色のないものでした。
県内でのランク付けではどうやら西京は周南に次ぐ二番手のようです。
アマチュアの様々な試合で利用されますし、NPBがオープン戦などを開催するレベルです。
ただ、この球場の最大のネックは公共交通機関利用時のアクセスの悪さ。
最寄りはJR山口線の「宮野駅」(←無人駅)ですが、そこから徒歩だと30分くらいかかるそうです。
新幹線の「新山口駅」から路線バスはあるらしいのですが、こちらも不便そうだったので今回は「山口駅」まで移動し、そこからタクシーに乗ることにしました。
JR「山口駅」からタクシーで片道10分程度、料金は2,000円前後でした。往復4,000円近いのでちょっと痛い出費。(苦笑)
しかしスタンドからは山並みが見える景色の良い場所で、個人的には好きな球場です。
ところで遅くなりましたがタイトルの説明を。
山口県内には「きずなスタジアム」が2か所あるのです。
一か所はここ西京。もう一か所は岩国市にあります。そちらは漢字で「絆スタジアム」。正式名は「愛宕(あたご)スポーツコンプレックス野球場」。
在日米軍の保有地内にあり、球場管理を岩国市が行い、かつ利用しているようです。
写真で見ると凝った構造の面白そうなスタジアムです。
なかなか難しいでしょうが、チャンスがあれば訪れてみたいものです。
今回の遠征記はこれで終わりです。
緊急事態宣言解除と野球場の一般開放(※)に感謝。ありがとうございました。
(※)中国地区大学リーグ戦は今季スタート時点では無観客。10月に入ってから有観客になったのです。
観戦後、新幹線の待ち時間に夕食。
新山口駅近くの居酒屋さんで名物「瓦ソバ」を注文。初めて食べました。「滅茶苦茶美味しい!」という物ではありませんが、旅のいい思い出になりました。
そして今回は久しぶりに外食で飲酒を堪能。(前回遠征での外食時は禁酒しました。)
以前のような生活が早く戻って欲しいですね。
「酒が飲める飲めるぞ~、酒が飲めるぞ~」と歌いたくなりました。
最後に俗っぽい。(苦笑)
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